風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

寄り道散歩、子ども美術博物館

2022年10月29日 | 寄り道散歩
寒くもなく暑くもない
よく晴れて、いい日でした。
夕方、仕事の帰りに寄り道して歩いてきました。


日が短くなって、太陽が沈むまえの黄昏の風景は
なんとなく、センチメンタルな気持ちになります(^m^)


通りからも見えた、燃えるような
モミジバフウの紅葉。


チガヤの綿毛は花火みたいに見えました。
夕焼けの魔法ってすごいな


落ちている枝さえも、綺麗に見える(笑)


展望台へ行く道に、ひときわ明るい色の葉があって
なんだろ?
緑色が褪せて淡いパステルカラーになっています。
ひと粒実が付いていて、クサギだと分かりました。


ああ、そういえば・・・
今年はどうかな?
ナツハゼの木を見にいくと、黒く熟した果実が沢山なっていました。


ひとつ、ふたつ摘んで口に入れると
ちょっと渋くて、甘酸っぱい味が口に広がりました。
紅葉した葉もきれい。
いつか種をまいて育ててみたいな。


急ぎ足で歩いてひと回りした頃、そろそろ日が暮れてきました。
早く帰らないと・・・と思うけど

面白いものを見つけては立ち止まってしまう(^^ゞ

錆びたらせん階段も、昼間とは違う顔で
登っておいでよと誘っているけど、ダメダメ(笑)


駐車場へ戻ったら、日が沈むところでした。


今日もいちにち、無事に過ごせました。
ありがとう。
おやすみなさい(#^.^#)

どこへ行こうかな?今日もちょっとだけお散歩へ

2022年10月23日 | 寄り道散歩
お昼に仕事が終わって、天気もいいしどこかへ寄り道したくなりました。
どこへいこうかな、頭の中にいろんな道が思い浮かびます。
山の中の静かな道?それとも賑やかな町の路地裏もいいし・・
いろいろ考えているとき、気持ちがその場所へ飛んでいって楽しい気持ちになります(^m^)
思案した結果、日差しが強かったので日陰のある山道を歩くことにしました。


神社の駐車場に車を停めて境内から山へ、登り坂を歩いていきます。
あれ?なんだか足が重い(^^ゞ
最近は平地しか歩いていなかったので、思っていたより足がなまってて、緩い登り坂がきついです。
デジカメを片手に、ハアハア言いながらゆっくり歩いていきます(笑)
クサギの実(#^.^#)


春に花を見たムサシアブミに、青い実がなっていました。


もう少しして実が赤くなったら、種を貰ってまいてみようかな。


草花を見ながら、歩いていると先に赤いカラーコーンがあるので、なんだろう?と思ったら


土砂崩れで、道路が3分の1くらい無くなっていました(ll゚д゚)
大木も土砂と一緒に流されていて、災難です。
大きく育ったのに可哀そう。何があるか分からないなと思いました。



しばらく登っていくと、道の脇にひときわ大きな木が立っています。
「ツブラジイ」と銘板がありました。
素敵な木です、近くまで行って幹に触って、少し休憩しました。


まだまだ道は続いていますが、この辺りで折り返します(^-^)ゝ
帰り道は来たときよりも、不思議と色んなものが目に留まります。
アカメガシワの葉っぱ!


こんなふうに芸術的な穴を開けて食べる虫は誰だろう?
そう思って調べてみたらこれは「サメハダツブノミムシ」という2mmくらいの小さな虫が葉をかじった跡でした。
鮫肌粒蚤葉虫・・「光沢がなく、粒のように小さいピョンと跳ねて葉を食べる虫」という意味の名前だそうです。
うーん、アマミツボシハムシ「天満星葉虫」という名前にすればいいのに。
こうして透かして見ると、天に満ちる星のようです(^m^)


バッタ?
このタイプの昆虫は「バッタ」としか名前が出てきません(^^ゞ
背中にちょっとだけ見えるのは、翅かな?
私がカメラを近付けて写真を撮っている間、逃げようかどうか迷っているのが伝わってきました。
それでも、飛び跳ねる体力を使いたくないようで、そんなことにも晩秋を感じました。


アオツヅラフジの実。


この時期には珍しい緑色の栗のイガ、最後のひとつかな?


種が出た後の、桐の実も落ちていました。


この写真を撮ったあと、デジカメの電源が切れてしまいました(^^ゞ
予備を持っていなかったので、神社の帰り道に見つけたすごく素敵な場所のことは
また今度書きたいと思います(#^.^#)
今日も一日無事に過ごせました。
ありがとうございました。おやすみなさい☆彡

ちょびっと散歩、山中八幡宮

2022年10月13日 | 寄り道散歩
体調が良くなくて、咳が止まりません。
目が覚めると同時に鼻水が出て、肺が痛いような咳がでます。
あーあ、とうとう今年、秋の花粉症になってしまったかと思ったら!
書いている紙の日記を読んでみたら、去年の今頃
咳と鼻水が出て辛いと書いてあって、うそ・・と絶句しました(ll゚д゚)
自分の「忘却力」の強さに驚き、苦しいのに思わず笑ってしまいました。

また少しずつ歩こうと思っているのです。
でも、なかなか体が動かないので
買い物とかのついでに、ちょっとずつ歩こうと思って
何かのついでに「ちょびっと散歩」
30分でもいいからと始めました。
この日は、久しぶりの場所へ行ってみました。



以前には無かった案内板がありました。


鳥居の横の池に水草があって、花が咲いているようなので近寄ってみたら
なんと、コウホネが満開でした。


花期は6月から10月だそうです。


岡崎市の名木になっている「クスノキ」ですが、頭頂部が枯れて元気がないみたいです。


でも、枝先に果実がたくさんなっていて生命力は衰えていないよう。



石段を登っていきます。


「徳川家康公 御開運の鳩ヶ窟」


薄暗い山道を行くと・・・


ありました。
に狭い穴です。
家康公の危機に、ここから鳩が出たそうです。


**


境内へと昇る坂道に自生している「ルリミノキ」です。
美しい瑠璃色の実が枝に連なってついています。


境内の手水舎の龍さん、なんだか新しくなっている。


龍頭にヤモリのチビちゃん。


一度神社の下へ降りて、別のルートから神社へ登ってみました。


来年、NHK大河ドラマ「どうする家康」が放映されるそうで、市内の家康公ゆかりの地がザワザワしているみたい。


山中八幡宮は、家康公が初めて戦にでるとき必勝祈願に行った神社だそうです。


こちらは、表より整備されていなくて、昔のままでした。


奥宮へお参り。


この場所で好きな木、数年前に出会ってから友だちのように思っていて
この日も言葉を交わしてきました(#^.^#)


ちょびっと散歩、深呼吸をして景色を楽しんできました。




一日無事にすごせました。
ありがとうございました\(^o^)/
おやすみなさい。

キイロスズメ飼育観察、今年の羽化率は・・・

2022年10月01日 | キイロスズメ
今年は庭で虫の観察をしていても、何だか変な年でした。

去年の今頃に100匹ちかくいたキアゲハの幼虫が、今年は春に2匹いたきりで
ナミアゲハも2匹のみ、クロアゲハやナガサキアゲハの幼虫は見つけることができませんでした。
その代わり、蛾の幼虫、特にオオスカシバとアケビコノハはたくさん見つけたりして・・・
気候変動のせいなのか、それとも単に果実などにある成り年と似た「表、裏年」なのか?
これからも注意して観察をしていきたいと思います。

でも、今年は庭に「キイロスズメの幼虫」がいない!と思っていたのは
完全に私の目が節穴でした(^^ゞ
あーあ、どうしていないんだろう、キイロスズメに会いたかったな~
食草にするため、垣根に絡ませ放題にしたヤマイモにぶら下がったムカゴを収穫しようと手を伸ばしたとき


えっ!うそっ!


丸々と太った幼虫がヤマイモの葉を食べていました。
毎日庭を見張って(笑)いたのに!こんなに大きくなるまで、なぜ気付かなかったのか
スズメガの幼虫に限ったことではありませんが、擬態しているように見えない幼虫でも
屋外で葉の中にいると、そこの色合いに溶け込んで、姿がみえなくなるのです(言い訳)


1匹見つけると、あとは次々に見えてくるのも不思議なもので(^m^)
あっという間に6匹の幼虫を見つけて、部屋に連れ帰っていました。





スズメガの中でもキイロスズメの幼虫は、巨大でムチムチになる種類です。
初めに身体測定しました。
小さい子は約5cmです。


中くらいの子は、約7cm。


大きい子は、約8cmです。
幼虫の成長はとても早くて、2日くらいで体長が1cm伸びます。


イモムシハンドブックによると、キイロスズメの幼虫の特徴に
お腹の節に楕円形の「白色紋」があると書いてありました。
実際の白色紋はこれなのですが、これって寄生バエの卵にそっくりなのです。
最初見たとき、卵と間違えたほど似ています。
産み付けられる場所も、幼虫が取り除きにくいとされている背中の前方です。
これは、この幼虫にはすでに卵が産み付けられているのでここに産まないで!という
寄生バエに対する防衛手段なのかもしれないと思いました。


いきなり大きい幼虫を飼育することになったので、エサの確保が大変です(^^ゞ
ヤマイモは他の木に絡まっているので、葉を落とさないように解きほぐして1本のツルにして採ってくるのが
他の食草採りより手間がかかります。


ひたすら葉を食べるキイロスズメの幼虫。
みているだけで、癒されます(笑)



キイロスズメは土に潜らず、葉を荒く綴ってサナギになります。
庭から部屋に来て4日目から、みんな順番にサナギになっていきました。




その間にも、庭で見つけた幼虫をこうなった、らもう何匹でも!と思って連れてきて(^m^)
今年のキイロスズメは全部で8匹で、ぜんぶサナギになりました。


9月初旬、葉に包まったサナギを1匹ずつに分けて、羽化の準備をしました。
毎年飼育していて分かったのですが、蝶も蛾もサナギになった1週間後くらいに
寄生された幼虫からハエの幼虫が這い出てくるので、この間が生死の境目です。


サナギを刺激したとき、寄生されていないとお尻の辺りがピクピク動くらしくて・・・
今回1匹ずつ確認して、ラベルを貼り羽化を待ちました。


**
結果は・・・
サナギになった8匹中、無事に羽化したのは4匹でした。
3匹から寄生バエの幼虫が出て、1匹は寄生されていないけど羽化せず
残りの4匹が羽化して、空へ飛んでいきました。
羽化率は50%、厳しい世界です。

サナギを手で持ったとき、すごい勢いで元気に動いていた2匹ですが・・・


10日後、そのうちの1匹からハエの幼虫が出てきました。
あの動きは何だったんだろう?


寄生バエも一生懸命生きている生きものなので、飼育観察します(^-^)ゝ


動くサナギのうち、寄生されていなかった1匹が羽化。
ピクリとも動かなかった小さなサナギからも、1匹が羽化しました(^^ゞ
一番初めにサナギになった子は、寄生されていなかったのに羽化しませんでした。


初めて羽化した子(#^.^#)大きくて立派な翅です!
蛹化から17日後の夜中でした。


翌朝、ベランダから庭へ放しました。


ケースの中には大量の液体が排出された跡がありました。


2匹目の羽化は翌日の午後11時頃。


雨が降っていたので、ケースの中で待ってもらい翌朝ベランダへ。


すぐに飛び立つと思ったのですが、なかなか指から離れなくて
写真をたくさん撮らせてくれました(#^.^#)
夜行性なので、飛んでいる姿を見るのは難しいと思いますが
かなりカッコイイです。


翅は表側からは1枚に見えますが、裏から見ると小さな後ろ翅が見られます。




3匹目、この子もケースの中で待機後、台風が過ぎた昼間に放しましたが・・・
夜行性だからか飛んで行かず、夜までベランダで過ごして翌朝に居なくっていました。


4匹目、最後に羽化した子は、とても大きな体格をしていました。
エサをたくさん食べたからかな。


初めて晴れた日にお別れ会ができました。


お日さまの光に照らされて、身体が輝いて見えます。
夜行性の子だから眩しいかな。


サナギのときの顔と・・・


面影があるように見えますね(#^.^#)
顔の半分が目なんて、まるで少女漫画の女の子のようです。


今年もキイロスズメの観察ができて良かったです。
キイロスズメの羽化率は50%でしたが
また来年もうちの庭で卵を産んで、変わらない姿を見せて欲しいです(^^)/