風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ルリタテハ、今年の観察はおしまいです

2020年10月04日 | ルリタテハ
                
ルリタテハの最後の1匹が、今朝羽化しました(#^.^#)
もうそろそろだと思って、昨日からサナギを机の上に置いて
目の前で注意してずっと見ていたのに・・・

今朝、仕事に行く支度をしていて、部屋にカバンを取りにきたら
あー、出ちゃってる(´A`)
サナギにぶら下がるシルエットが見えました。
幼虫が7匹もいたのに、羽化の瞬間は一度も見られませんでした。


もう出掛ける時間だったので、急いでベランダへ連れて行って
お別れの会をしました。
翅の端がヒラヒラとよれていて、まだ羽化したばかりみたいですね(^-^)


翅が伸びたら飛んでいくんだよ。
アナタは早く飛べるから、鳥には捕まらない思うけど
クモの巣には気を付けてね!
それから、低空飛行するとネコに狙われるから・・
雨が降ってきたら、葉の裏に入るんだよ‥・
元気でね(こんな言葉つかうの、ヘンだって分かってるけど)
生き延びて。幸運を祈ってる!

雨の日じゃなくて良かったです。


飼育を始めて、最初の子の羽化が9月30日
その後、続けて毎日羽化がありました。
2匹同時の日も!


翅の模様や色に、違いがあるか
写真を見比べてみましたが、まったくわからないくらいなのですが
一応、蛹化と羽化の記録を書いておきます。
1匹目、2匹目、9月20日に蛹化、30日の午前と午後に羽化。
3匹目、4匹目、9月22日に蛹化、10月1日に羽化。
5匹目は23日に蛹化、10月2日に羽化・・・
6匹目は10月3日、7匹目が今日4日。
毎日、誰かがサナギから出てきて、その度にあたふたと慌てる
楽しい一週間でした(笑)


みんな旅立ちました。
いま、窓の外からは虫の音が聴こえていて
ちょっと寂しい、秋の夜です。


**
ところで、ずっと謎なのが、サナギの光っているここ!
ツマグロヒョウモンほどじゃないけど、ルリタテハのサナギも
キラリと光る部分があります。


こちらは、羽化前のサナギ。


羽化した後の抜け殻を見ると
光っていた場所は、サナギの殻が透明になっているみたいです!


翅の模様の一部が透けて見えているの?
何のためだろう?

「サナギのときも、お洒落でいたいじゃない」
って理由だったら、それも面白いのですけどね(笑)


今年もルリタテハと過ごせて
楽しかったです。
2020年のルリちゃん観察記録は、これでお終いです(#^.^#)

ありがとうございました!

ルリタテハが羽化しました!

2020年09月30日 | ルリタテハ
7匹いる「ルリタテハ」のうち、最初の1匹が
今朝、無事に羽化しました\(^o^)/


庭で幼虫を見つけたのが
9月15日で

台風がくるからと、部屋に連れてきたのが
3日後の18日でした。
前蛹になったのは、9月20日10時。


その日の夕方には、脱皮してサナギになりました。



そして今日!
蛹化からちょうど10日後の朝
目が覚めると、飼育ケースの中に蝶がいました(^^♪


ベランダへケースごと持っていって
そーっとフタを開け、指を差し出すと
当然という感じで(笑)指先に乗ってきました。


ルリタテハの成虫は、翅を立てた状態で樹液を吸うので
裏翅の複雑な模様は、樹の皮に擬態していると言われています。
よく見ると、翅だけでなはなく、お腹まで同じ模様をしていました!
屋外の光に当たると、裏翅もとても美しく思えます。


**
あのー・・・そろそろ、お願いします(#^.^#)
「ルリ」という素敵な名前を付けられた、表翅を見せてください!
「そんなに気安く見せられるものじゃないのよ~」
「ちょっとだけいいから見せて!お願い・・」
「もう、仕方ないわね、はい、チラリ♡」


・・・チラリからまた、10分経ほど経ちました(^^ゞ
なかなか翅を全開にはしてくれません。
朝の陽ざしとはいえ、日の当たる首筋あたりが熱くなってきました。
そこで、触覚を親指でチョンと触ると、翅が開くのを発見したので(笑)
チョンチョンして、やっと美しい、表の模様を見せて貰えました。


きれいだなぁ・・・
ルリタテハはヒラヒラといより、ビュンビュンと飛んでいるイメージで
飛んでいるときには、この水色の模様しか目に留まらないくらいです。
こうして見ると、けっこう毛深くて、体毛まで青く輝いていました。


***
美しい姿を堪能させてもらいました。
ありがとう。
そろそろお別れですね・・・


と言いつつ・・
さっきからちょっと気になっていたのだけど
ルリさん、足の数が4本しかないよね?(ll゚д゚)
「さあ、どうかしら?(笑)」
「じゃあ、そろそろ行くねー」

指先から飛び立つと
あっという間に遠く、見えなくなりました。

昆虫の足は6本です。
もしかして、奇形で生まれちゃたのかな?
部屋に戻って、すぐに調べたら
タテハチョウの仲間には、足が4本しかないように「見える」蝶がいるそうです!

ルリタテハの前足は、折りたたまれた状態で普段は使われず
産卵のとき、葉が幼虫に適した食草か判別するのに
チョンチョンと葉にふれて、前脚にある味覚器官で判断するそうです!
今まで知らなかったことをまた一つ、知ることができました(#^.^#)
ルリさん、ありがとう。お達者で!また来年ウチにきてね。\(^o^)/

去年の今頃も、ルリタテハを育てているのを
ブログ内検索をして、記事を見つけました(^^ゞ
すっかり忘れていたので、ブログを読み返して新鮮でした(笑)
去年は6匹育てて、1匹目の羽化が10月19日
6匹目、最後の子は11月3日でした。
その年の気候で、蝶の産卵の時期が違うのかな?
興味深いので、これからも観察のことを記録していきたいと思います。
ブログっていいなぁ・・
忘れてしまっても読み返せるのが、本当に助かります(^m^)

指に乗るハリネズミ(^m^)

2020年09月22日 | ルリタテハ


可愛い(#^.^#)


マイクロハリネズミ(笑)


庭にヒメホトトギスの花が咲き始めました。
秋だなぁ・・・と思って、毎日眺めていたら
見るたびに葉が食べられていて・・


もしかして、今年も来た?♡
葉を裏返してみたら、いました!
ルリタテハという蝶の幼虫です。


たしか去年の秋も、台風のくる前に
庭から幼虫を連れてきた思い出があるのだけど・・・
自分のブログを検索してみて、笑いました(^m^)
去年の今頃、まったく同じ事をしていました。
あたふたしている私(笑)
進歩ぜず変わらないけど、それを忘れる忘却力に感謝です!
幼虫は今年、全部で7匹いました。


台風がくるから、部屋にいこう。



ホトトギスの葉は、面積が広くて水揚げもいいので
幼虫のエサとしては、とても扱いやすいです。


ルリタテハの幼虫のトゲは毒がなくて
こんなふうに触っても大丈夫です。


「無毒の黄白色の棘状突起を計68本持つ」らしいのですが
数えるの、大変だろうなぁ。


**
ウチに連れてきて、二日後に蛹化が始まりました。


タテハチョウ科の蝶は、逆さ吊りでサナギになります。
アゲハチョウとは違うけど、これにはどんなメリットがあるのかな?
頭に血がのぼりそうと思うのは人間だけかな(笑)
前蛹になった枝を机の前に置いていたら、運よく脱皮する様子が見られました!


***
柔軟にうごめく幼虫。
この姿になるのには、前蛹の1、2日のうちに
内側でスゴイ変化が起こっているのでしょか?


体をくねらせて、器用に脱いでいきます。
その妖艶な姿に、見入ってしまいます。


抜け殻をそのままお尻に付けていても良さそうなものなのに
律儀に、ちゃんと脱ぎ切ります。


ちょっと怖い(^^ゞ
触覚かな?もうこんなに出来上がっている。


****
そして、ハリネズミみたいな抜け殻が残りました。
羽化まで、どんな夢をみているのかな。


まだ葉っぱを食べてる子が2匹います。
こういうのを見ていると、マイペースって
思考よりも本能なんだと、実感します(^_^)

ルリタテハ、最後の1匹が羽化しました。

2019年11月03日 | ルリタテハ
今日の午後、ルリタテハが蝶になりました。
6匹目、残っていた最後のサナギでした。

1匹目の羽化は、10月8日にサナギになってから、11日後でした。
初めての子なので、嬉しくて写真を撮りまくりました(笑)


2匹目は、蛹化後9日で羽化しました。
サナギを飼育ケースに入れてなかったので、気付いたら部屋を飛び回っていて
元気過ぎて、こんな写真しか撮れませんでした(^^ゞ


その後、サナギになりそうな幼虫を、必死に棒へ誘導しましたが、わりと頑固で(笑)
この子は棒ですが、それぞれ好きな場所で逆さまになり・・・


最後の脱皮をして、サナギになりました。


結局どこでサナギになっても、羽化には支障がなかったので、来年は自由にさせたいと思います^m^




3匹目^^


羽化して、翅を伸ばしている最中でした。


ベランダへ連れていって屋外で見ると、翅の模様がよくわかります。


10月ももう終わりという28日、4匹目が羽化しました。
どれかどれやら、違いは分かりませんが、蝶の羽化は嬉しいものです^m^


11月に入って、昨日と今日、続けて2匹が羽化しました。
両方とも、蛹化から13日後でした。
早いものと遅いものに、4日間の違いがありましたが、平均すると羽化までの日数は11日間でした。
ナミアゲハは平均で14日間ほどだったので、ルリタテハのサナギの期間は短いようです。

11月2日、5匹目。


反対側(笑)


そして今日の午後、飼育ケースの中で最後のサナギが羽化していました!


まだそんなに時間が経っていないようで、翅が伸びきっていませんでした。


1時間20分後、翅を広げ始めました。


なかなか指から離れません(#^.^#)
別れを惜しんでくれているように思えて(実際は違うけど)胸がキュンとします。


飛んでいきました。
来年の春、また庭で会えますように!


飼っていた幼虫が旅立つと、少し寂しい気持ちで飼育ケースの後片付けをするのですが・・・
今年はまだ、こんなにサナギが残っています(ll゚д゚)




台風が来る前日、同じように部屋に入れたキアゲハの幼虫は、全員サナギのままです!

みんなこのまま、冬越しするのかなぁ・・・
どうしよう・・


ルリタテハ、最後の脱皮

2019年10月21日 | ルリタテハ
昨日の夜、ルリタテハの幼虫が、最後の脱皮をしてサナギになる様子を
初めて見る事ができました!
ずっと見たかったけど、出会うことができなかった、待望の瞬間です。

午後10時15分、前蛹がもぞもぞし出したので、カメラを構えて待ちました。
すぐに脱皮が始まったて、ブンブンと激しく体を振り始めました└(゚ロ゚;)┘
写真が全部ボケてしまい、急いで動画に切り替えて撮影しました。
以下は、動画から切り取った写真です。

脱皮は10時15分から、約5分で終了しました。
まず、写真の向かって左の下側から皮がめくれてきました。


どんどん脱げてきます。
この時、お腹側から皮が剥がれてくることに気が付きましたが、撮る角度を変える猶予もなくて(^^ゞ
背中越しに撮影を続けました。


ほとんど脱げて、お尻のところにトゲトゲの抜け殻が引っかかっています。
さあ、ここから注目です!
これをどうやって体から外すのかが、ずっと謎でした。抜け殻には破れたり切れたりした所がないのに・・・
でも、やっとその方法が分りました\(^o^)/


丸印は、さっきまで飼育ケースのフタに繋がって、ぶら下がっていた部分です。
糸でしっかり固定されているとばかり思っていましたが、ここが取り外し自由だったなんて!


この瞬間サナギは落下しないように、体にある突起で抜け殻にしがみ付いているらしいです。
抜け殻が外れるとすぐに、フタの糸座にお尻をくっ付けて、がっちりとつかまりました。


体を振って、抜け殻を落としました!
皮を脱ぎ始めてから 2分44秒でした。


ここまでは、腹筋をするみたいに、体を前後に曲げ伸ばししていましたが、動きが変わりました。
フタにくっ付いている部分を軸にして、体を激しく回転し始めました。


右回りにクルクリと5、6回回転させると、今度は左回りで同じように回転を繰り返します。
糸座に繋がっているお尻の部分は、マジックテープのようになっていて
体を回転させる事で、フックを糸座にしっかり固定するのだそうです。


これを7回ほど繰り返し、やっと静止して動かなくなりました。



脱皮に掛かった時間は、たった5分で、あっというの出来事でした。
タイミング良く幼虫の近くにいて、脱皮の前兆に気付くのは
よほど運が良くないと難しいと、あらためて思いました^m^

長年の謎も解けたし、願いが叶ってとても嬉しかったです(#^.^#)
庭から連れてきた5匹全部が、サナギになりました!これからの羽化が楽しみです。

ルリタテハ、初めての羽化!

2019年10月20日 | ルリタテハ
庭のホトトギスの葉でサナギになって
台風の時に部屋に連れてきたルリタテハが、羽化して蝶になりました\(^o^)/

10月7日お昼頃、幼虫が茎に逆さまにぶら下がりました。


翌日のお昼に見に行ったら、脱皮をしてサナギになっていました。


3日後、サナギの色が濃くなってきて、このまま観察しようと思っていましたが・・・


10月11日、台風が来るので、庭にいる幼虫とサナギを部屋へ取り込みました。


10月19日、サナギになってから11日後の午後に
ヒラヒラと網戸に蝶が舞ってきて、羽化に気付きました(^O^)


ルリタテハを育てたのは初めてだったので、無事に羽化した蝶の姿を見られて、とても感動しました。


外で見つけても、素早くていつも写真を撮れない蝶なのに・・・こんなに近くで見られるなんて。うれしい(#^.^#)


ルリタテハの成虫は、花の蜜より樹液が好きで、木の幹に集まります。
そのため、翅の表は瑠璃色のきれいな模様があるのに、翅の裏は樹皮や枯葉にそっくりな
茶色でごつごつした擬態の模様になっています。


庭に放しに行きました。
ルリタテハは成虫で冬を越すそうです。
この蝶がオスかメスか、分らなかったけど、来年の春、またうちの庭に帰ってきて欲しいです(^^)


空き家になりました^^


ほんのり寂しいです(^^ゞ


でも今日、6匹目、最後の幼虫が前蛹になりました。


さっきから体を揺らせ初めていて、脱皮しそうな感じです!!


眠れないです(笑)



ホトトギスの葉に、ルリタテハの幼虫がいました。

2019年10月11日 | ルリタテハ
庭でホトトギスの花が咲きだしました。


一般的なホトトギスよりも小型なので、この花をずっと「ヒメホトトギス」と呼んでいましたが
さっき調べてみたら、そんな名の品種は無くて、これは「タイワンホトトギス」の交配種でした!
花びらの基に、球形に膨らんだ「距」が2つあるのが特徴だそうです。


可愛い花だなぁと、毎日眺めていたら、だんだん葉っぱが無くなって、茎だけになっていくので


もしかしたら?としゃがみ込んで葉を裏返してみたら・・・
やっぱりいました!トゲトゲイモムシ、ルリタテハの幼虫です(^^)


大小、あわせて全部で5匹。
いちばん大きなこの子は終齢幼虫で、葉を離れて歩いている最中でした。
サナギになる所を探しているようです。


翌日のお昼頃、ホトトギスの葉を裏返して探してみたら、茎に逆さまにぶら下がっている幼虫を見つけました。
サナギになる前、前蛹と言う状態です。
このまま最後の脱皮をするまで、ずーーーっと見ていたいけど・・・


そして次の日のお昼、見に行くとサナギになっていました!
くしゃくしゃっと脱いだトゲの皮も、お尻にくっ付いていました(^^)


他のチビッコ達の成長と、この子の羽化をここで観察しようと思っていましたが
明日の台風に備えて、家の中へ連れてくることにしました。
トゲはそれほど柔らかくはないのですが、毒は無いし、触っても痛くありません。


茎を折って、サナギもそっと移動。
8月に観察した「ツマグロヒョウモン」のサナギとよく似ています。


こんなに目立つ姿なのに、いざとなるとなかなか見つからないものです。
一番小さい子がどこにもいなくて、あせりました(^^ゞ


飼育ケースの中で、やっと落ち着いて葉を食べ始めた頃
そわそわと歩き出す幼虫がいたので、割りばしを斜めに立てかけておいたら
なんと!糸を張って逆さになり、あっという間に前蛹になってしまいました^m^

今日、この子を連れてきておいて良かったです(^^)

今は雨も降っていなくて、まったくの無風です。
台風の大きな被害がどこにもありませんように・・・