昨晩は久しぶりに晴天を見ることができました。夜九時頃雨戸を閉めて
いてふと星空を見ました。私の真上から少し東側の空に明るい星が見えま
した。こうしてオリオン座が見つかりました。街灯の中でも明るく見えた
のは,さすが1等星だからでした。
庭に出てゆっくり空を見渡すと、おおいぬ座のシリウスそしてこいぬ座
のプロキオンも見えした。他の星を探すとほぼ南西方向の直ぐ近くに3つ
星が見えました。これはと思ってよく見るとリゲルが見えました。とする
と初めに見えた明るい星はベテルギウスだったのですね。この3つの星を
冬の大三角形等帯びます。望遠鏡があればオリオン大星雲も見えたかもし
れませんね。そうすると馬頭星雲と暗黒星雲も見ることができたかもしれ
ません。
私が星に興味を持ったのは、兄が自分でレンズを磨きだし,それを使って
星を見せてくれたからです。手作りの粗末な望遠鏡でしたが月の表面を見
たときの感動は未だに忘れていません。そのことが学童疎開で新潟へ行っ
たときに、親兄弟と離れてお寺での同級生や上級生との共同生活も夜にな
ると空を見ていろんな星を見ることができ,寂しさを紛らわすことができ
ました。星はそのように私には嬉しいときも寂しいときも私の感情に合わ
せてくれるのですね。
もう一つついでに思い出話を書いておきましょう。私は魚の調査で小笠
原諸島へ毎年約4週間ほどで出かけました。父島の北部が標高が高くラジ
オゾンデを使って気象観測などが行われていました。そこでは星明かりが
頼りの明るさで天の川やいろんな星がたくさん見えました。その中にプレ
アデス星団(和名スバル)が見えます。私には5個とか条件によって6個
の星が見えましたが、若い学生にはもっとたくさんの星が見えたと言って
いました。スバルという言葉は古い時代から使われているようでです。
今は寒い夜ですがたまには外に出て星空を見るのもいいものです。