高齢者が散歩や買い物に出かけるとき、手押し車を押して
歩いている姿をときどき見かけます。疲れたときには手押し
車の一部を倒すと腰掛けになります。そこに座って一休みで
きます。なるほど便利なものですね。手押し車の方向を変え
るときは手をかける部分の右か左を少し強めに押すと前の車
が自由に動くので簡単に方向を変えることができます。
本日の報道によりますと、手押し車を押して歩いていたご
婦人が踏切で前車がレールに挟まってしまい懸命に引き上げよ
うとしましたがなかなかはずれなかったようです。そこへ電車
やってきて手押し車ごとご婦人が電車にはねられて犠牲にな
ってしまったというのです。
手押し車の前輪は自由に動くので何かに当たると車が横にな
ってしまうことがあります。それが運悪くレールに挟まったり
して事故につながってしまうことがあります。手押し車を使う
方は前輪が自由に方向を変わってしまうことに注意しましょう。
でこぼこ道や溝のあるところなど危険なところでは手押し車を
押すよりも引く方が車が引っかからないですむようです。
ところでこの種の車の製造者や販売車の方にお願いがありま
す。上記のような事故が発生しないように販売時に購入者ある
いは使用者に十分な注意事項の説明をしてください。更に説明
書に注意事項を大きな文字で明記してください。高齢者には小
さい文字だと読んでもらえないと思いますので念のため。