通勤時に乗る車両を変えてみた。
なんか、空気が違う。
いつものように、周りは知らない人ばかりに変わりはないのに、初めての土地の電車に
乗ったかのように、落ち着かない。
慣れているというのは、緊張感も薄れるもの。
慣れていないこと、慣れていない物に対しては、緊張感が起きる。
警戒心が働いているかのようだ。
ちょっとの旅でも、家に近づくと、安堵感が心に広がるのを感じる。
そういえば、でかけた距離によって、安心感の起きる場所も変わるのに、気づかされたことがある。
ふだん、行きつけている場所へ行くのには、緊張感はないし、家に近づいても特に安心感は出ない。
始めて行く地が、たとえば、電車を乗り継いで行ったりすると、帰りは、いつも乗る電車に乗って
初めて安心感が起きる。
出先がよその県だったりすると、住んでいる県に戻ると安心する。
勢い外国へ行ったりすると、日本の空港に着くと安心するという具合。
人には、警戒するというか、自分の周りにテリトリーを持っていて、1メートル(?)だったかの範囲を
破られると、不快(不安?)になるらしい。
デートには、ホラー映画を見に行くといいと聞いたことがある。
二人の距離が一挙に縮まるからなんだそうな。
見なれぬ地にしょっちゅう出かけなければならない人はいつも緊張を強いられるということか。
地域内での、あり得ないかのようなトラブルや事件も、緊張を強いられる人が増え、安らぎの場所が
せまくなってきたことの現れかもしれない。
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