
東京急行電鉄と総合車両製作所(もと東急車輛製造)が共同で開発したsustina(サスティナ)というステンレスの構造を持った
車輛が1両だけ試験的に走行している。
東急東横線を走る5050系の5076の編成だ。
5050系の最新の編成の1両(サハ5576)がサスティナなのだ。
持続可能なという意味を持つsustainableから作った造語だ。
ステンレスはSUSと略するのも盛り込まれている。
鉄道車輛はステンレス製とアルミ製に大別できるが、各社の考え方があり、両方がある。
ステンレスはアルミよりも堅く丈夫なのだが、アルミよりも重く、曲げるのが難しいので、車体側面と屋根部分などは
溶接して接合しており、接合部にはシーリングが施されるが、先日も小田急で雨漏りがひどく運転打切りになったこともある。
そのせいか、屋根に下部には雨どいがあったりする。
一方アルミは軽量で曲げやすいのだが、ステンレスほど堅くなく、衝突時の安全性には劣るかもしれない。
ただし軽量でリサイクルも簡単なのでエコである。
そして車体側面から屋根まで一体整形されているので雨どいが無かったりする。
昔の電車は鋼鉄製で頑丈だったのだが、錆やすく長持ちしないのと、重量が重いのでエコではない。
今回はいろいろと革新があり、軽量化して剛性が減少した分、車内に内装ロールバー構造を採用している。
レーザー溶接の積極的な採用で、ドア・窓回り等の凹凸を少なくして、フラットですっきりした外観デザインになっている。
内装の写真はまだ撮れていないのが残念だ。

まだピカピカの新品だ。
自由が丘駅のLED照明に映える。

すごくフラットなのが判る。
LEDの反射も独特な模様になる。
とにかく美しい。

前後の車両と構造が大きく違うのがよくわかる。
雨どいが側面からなくなったので、その出っ張りの分、車体幅が増えて見える。実際はどうかな。
ライカのM3がM2になったような感じと言えば一部の人にはわかりやすいだろうか。
あらゆる縁取りが無くなってフラットになったのだ。
SONY NEX-6、 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS

他の車両と比べるとよく判りますね。
キラキラして、光物の魚みたいなんですよ。
内装をゆっくり見たいです。
サスティナ編成がヒカリエ号を待ち合わせしてたので
貴重なペアが見れました。
なんかこれをみると8000系の軽量ステンレス試作車?
を思い出しますねw一両だけぼこっとしてるからでしょうか
自分東急はあんまり詳しくないんですが
東急はステンレスの最先端みたいな感じがしますね
>サスティナ編成がヒカリエ号を待ち合わせしてたので
貴重なペアが見れました。
それはすごい瞬間ですね。
ただでさえ、西武東武に遠征してしまっていて
なかなか見れないのに。
東急車輛がアメリカのバット社(ステンレス車の先駆者)と業務提携してしまったので、他の車両会社はステンレス車が作りにくくなってしまったんですよね。
近鉄の3000系はその点でいろいろ苦労があったようです。
なので、近鉄、阪急、京阪ではステンレス車を走らせていませんね。
業務提携や特許で固めてしまうと、技術が独占的になって、イイことじゃないと思います。