Ricoh RIKENON 50㎜ F2.0を買った。
4500円ぐらいで、程度は最良であった。
Ricoh RIKENON 50㎜ F2.0はF2.0でしかないのに、伝説のレンズになっている。
「和製ズミクロン」などとも言われる。
それはF値が2.0で同じだからだろうか。
それとも安定してしっかり写ると言うことだろうか?
実はこのリケノン50mm F2.0 には5世代ある。
第1世代、第2世代を「和製ズミクロン」という人が多い。
それは、製作が富岡光学であってOEMだからだ。(ちなみに3~5世代は現存するメーカーの日東光学)
富岡光学は伝説のOEMレンズメーカー。
富岡を集める人は多い。
ヤシカ、京セラのコンタックス一眼レフ用カール・ツァイスレンズを製造していたことで有名だ。
今は京セラ株式会社の中に残っている。
CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4を作っていたんだから、それは素晴らしいということになる。
私もいろいろ欲しい病になりつつある。
もう無いメーカーで、名作をたくさん作って、OEMばかりで・・・ロマンがある。
さて、リケノンに戻そう。
5世代は以下である。
1.XR RIKENON 50㎜ F2
2.XR RIKENON 50㎜ F2 Ⅼ
3.XR RIKENON 50㎜ F2S
4.RIKENON 50㎜ F2
5.XR RIKENON 50㎜ F2 P
ちゃんと名前を変えてくれてるので世代が分かりやすい。
1は金属bodyで最短距離が0.45mでその他は0.6mと長く使いにくい。
2からはプラスティックbody。
1と2は富岡光学製で3~5は日東光学製。
3から5は綺麗なゴーストが出る。1と2は出ない。
全世代、単層コーティング。同時代のF1.4はマルチコーティングだったりするので、
やはりコストを下げたレンズなのだ。
私のはXRのつかない4.RIKENON 50㎜ F2である。
数は少ないレンズで、ネットでもあまり出て来ないし、4世代と書かれて、私のレンズは登場しないHPも多い。
ちなみに製作した日東光学はJAXAのはやぶさのレンズを作っている日本を代表する光学関連機器メーカー。
日東光学はやはり諏訪市に工場があるメーカー。
今では株式会社nittohと名称変更している。
紹介は以下に。
https://www.nittohkogaku.co.jp/business/optoelectronics.html
マウントアダプターはちょっとだけ高級バージョン。
まあ2500円が4500円ぐらいのレベルだが。
とてもスムーズで良い。
作例写真を並べる。
とにかく玉ボケがきれいで、実はこの世代も玉ボケはズミクロンに似ているのだ。
爽やかな発色、ほんのちょっとグルグルしてるボケ。
ボケがちょっとワサワサしてるのが逆に現代レンズよりも好き。
かすかに滲む程度でちょうど良い。
発色は単層コーティングの割には鮮やか。
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