東急の回送電車

回送電車というものには魅かれるものがある。
普段走らない電車だったり、車庫に向う無人列車だったり、
工場へ向う電車だったりするからだ。
ホームの運行掲示板で「次：回送」と表示されると、何がやってくるのか
ちょっとワクワクしないだろうか。





大井町線自由が丘

ここに18m車で日比谷線直通の1000系は走らないはずだ。
長津田の工場に向かうのだが、自由が丘駅は東横線と大井町線は立体交差している。
そこで、東横線から目黒線に入り、大岡山から大井町線に入り、
田園都市線で長津田へ向かうというルートを使うのだ。
大井町線にはいろいろな電車が回送として走ることになる。







大井町線には夜間に電車を置いておく場所が大井町駅ホーム以外には無い。
以前は自由が丘駅近辺に3本の電留線があったのだが、
店舗を作るためにスペースを大幅に減らして、電車を留置しなくなった。
よって、大井町発自由が丘行きの電車は廃止されてしまった。

ところが最近、1本だけ電車を置き始めた。
まだ残っていた線路を再度使い始めたのだ。
この写真は夜間に、そこに向かう回送電車だ。
せっかくなので、自由が丘行きを復活させればよいのだが。






これは東急各線の各種測定をする電車だ。
名車7200系を改造したものだ。
昼間に時々見かけることはできるようだが、
サラリーマンは見れない。
この日は、たまたま会議のために見ることができたのだ。

この臨時の回送電車の車掌は女性だった。













たまたまの機会でもカメラを持ち歩いていれば、こういう遭遇もある。



SONY　α900、AF17-35mm/f2.8-4.0(D)、AF50mm/F1.4