学生時代、東京でお世話になった先輩が、会社の転勤で新潟に来た。
学生時代から芸術系の映画やシャンソンに詳しく、自分はいろいろなことを教えていただいたことを思い出す。
久しぶりに居酒屋で杯を交わした時の話では、今、一番の興味の対象は、仏像とのこと。
娘さんと奈良の古仏を観て歩くことが、楽しみらしい。
新潟に来て、木喰仏も観てきたが、やはり奈良と比較すると物足りなく感じるとのことだった。
ところで、先日、砂丘館ギャラリーで「縁の仏様 渡辺康文の写真展」(8月30日から9月11日)を観てきた。
平安時代や鎌倉時代に作られた県内の仏像の写真が、蔵を改造したギャラリーに展示されていた。
何処のお寺の仏さまなのか分からないが、いずれも、なかなか印象深く、すばらしい。
・・・ただプリントサイズ小さめ。以前、観た土門拳や小川晴ようの写真展くらい大きなプリントだったら、もっとよかったかも。
先輩には、新潟にもこんな仏さまがあることを、教えてあげたいと思う。