友人からお呼びがかかった。
寒くて、じっと閉じ篭っていたことから”渡りに船”であった。
暖房の効いた暖かい部屋で、お酒のもてなしを受けた。
TVの「軍師 官兵衛」を視聴しているとのことで、TVを観ながら他愛も無い話に興じた。
この中(TV放送)で、戦国時代・九州最後の決戦地(黒田対大友)で「石垣原」という地名が出てきた。
「いしがきばる」と読むらしい。
2006年・平成18年”バイクで全国周遊”の名のもと、沖縄に行った。
その時、宮崎県の「西都原」という処に立ち寄った。
古墳が点在する処であった。
そして、その地名は「さいとばる」と云うことであった。
普段、私は「原」は「はら」もしく「げん」と発音している。
今日、友人宅で観たTV番組で「ばる」なる言葉に、又しても遭遇した。
気になったので、帰宅して(NETで)調べた。
詳しく、調査した人が居て、理解&納得することが出来た。
全国に、約100ヶ所”ばる”と称する地名が存在する様である。
しかし、その殆ど(約98%)が九州に分布しているとのことであった。
調査した著作者が言うには、九州は大陸に近く、古くから交流があった。
そして、朝鮮半島には”ばる”と極似した発音をする地名があるらしい事が分った。
尚”ばる”は、支配者がその地域を支配する”行政区域”では無かったか?と云うものであった。
現状、私の認識(得る知識)としては充分なものであった。
気掛かりであったことが消化できた思いがして、わだかまっていたものが取り除かれた気分である。
今日の絵日記の絵(写真)は、過去(2006年)に訪れ「ばる」と言う呼称に、最初に出遭った「宮崎県・西都原古墳群」での思い出の写真とします。
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追記
”原”を”ばる”と称する人名があるは了知していた。
広辞苑で「原」を検索すると「ゲン・はら・もと・たずねる」とある。
「原」を「ばる」との読み方をする手掛かりは無かった。
人名は、過去からの称号であり「原」を「ばる」と名乗ったと、私は理解していた。
しかし、地名には”命名のいわれ”があると思いながらも「さいとばる」は、異国情緒溢れる”名(地名)”としか、考えなかった。
そして「ばる」は大和言葉か?と言う程度の疑問であった。
尋ね求める”伝手”が見出せなかったのである。
だが、今回の、TV番組中での「石垣原」と言う地名が出た時、過去に”モヤモヤ感”があったことを思い出され、再挑戦することで、NETでの情報を得る事が出来たのである。