ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

何時からだろう?

2015年08月03日 | 日記
 今日”サンパツ”に行った。
 現役を退き、最近では、生え際から耳の上辺りまでバリカンでカットしてもらっている。
 頭を垂れて”サンパツ”作業が遣り易い様に”自ら”協力している昨今である。
 電気バリカンの”ウーン!”と言うか”ブーン!”と言うか、音を発しながら”うなじ”に及んだ。
 しかし、”あれ!なんとも無い”と気付いた。
 私は、高校卒業まで(正確に言うと三年生の二学期まで)は、所謂・丸坊主であった。
 月に一度程、お隣の”サンパツ屋”で・・・そして、高校生になってからは、校内の理髪店を利用していた。
 サンパツ屋では、ただ単に、バリカンで頭髪をカットして、ヒゲゾリをするだけの事であった。
 電気バリカンが、うなじに近づくと、無意識のうちに、首を竦める行為をする。
 ”こそばい!”との想いからである。
 今日、その(学生時代)様な”こそばい”と言う感覚が無いのである。
 成人となり・社会の一員となって、理髪は”ハサミ”によることとなった。
 ”うなじに電気バリカン(の音)”と言う組み合わせからは疎遠とは成っていた。
 50数年を経過しているとは云えども、感触や感覚が消滅してしまうのだろうか?
 そんなものよ!と思う事(加齢による諦め)。 それは良くない。
 人との付き合いとか、生活上の問題(政治や経済)に、無感覚・無関心にはなりたくはない。
 自分に起きている”体調の変化”は変化として、日々の在り様を継続(継承)していきたいと思った、今日のサンパツ屋さんであった。

 追記:「こそばい」は「くすぐったい」の方言で有る様だ。
    そして、それは広範に使われている様である。
    ”ワキ”を触れられれば”くすぐったい”が一般的であると思う。
    考えて下さい。 
    散髪するにあたって、電気バリカンの電源が入る。 私の意志ではなく・・・
    ブーン!と言う音は聞こえる。
    頭部を押さえられ、後ろ首筋から(散髪は)始まる。
    それは、私の意志とか意向には無関係に!である。
    一度目が終わって、三度目位で”ほっと!”する。
    うなじ部分から遠のき、首をすくめる行為(”こそばい”と言う感覚)から開放されるのである。
    サンパツしようと思うのも、サンパツ台に座るのも、私の意志である。
    そして、うなじ部分を、電気バリカンが通過する事も、理解している(筈である)。
    しかし、初めての経験の様に身体は反応するのである。
    喉元過ぎれば・・では無いが、うなじ部分を(三度程)経過した後は、何も無かった様に振舞うのである。
    何故なら! ”こそばい”と、感じることは私の弱点であり、恥ずかしいこと”と思っていたから・・・
    それにしても”サンパツ”から”理容・若しくは理髪”と言う様になったのは何時頃?
    理髪店とか理容などの”ハイカラな”言葉は、想い出の中には、なかった。
    ”サンパツ(を)しに、サンパツ屋に行く!”であった。
 
 
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