ふくちゃんの絵日記

バイク等での旅行記や、日常生活で感じたことを、絵(写真)に描けるものは描き(添付)絵日記風にしたいと思います。

季節を感じる”商品”が・・・・

2016年04月23日 | 日記
 昨日、スポーツ・ジムの帰りに、三日ぶりとなる食料品を買い求めに、行きつけのスーパーに行った。
 売り場に入ると、袋モノの”花火”が目に留まった(陳列されていた)。
 「あぁ!(季節は)夏か・・!」と、思った。
 この家(我家)に住まい初めて、20数年が経過するが”夏の風物詩=花火”には、良し悪しの思い出がある。
 夏の訪れと伴に、100m程隔てた海岸での、要請をしない”花火”に興じる一団が現れる。
 手持ち花火なら問題は無いが”ロケット(花火)”と云うモノがある。
 シュルシュルと云う音と伴に、空中に到り「パーン!」と云う炸裂音を伴うのである。
 その炸裂音に、同期させるように歓声があがる。
 大方は、酒宴を伴うもので、風の方向によっては、歓声も、現場に居る勢いで、聞こえる。
 白々と夜が明け始める5時近くまで、続く事もあり、眠れない夜となっていた。
 ”海岸=開放的”と云う感覚は、判らない事ではない。
 2時3時ともなると「おい・おい!もう寝ようよ!」と、思ったことであった。
 しかし、その環境も、ここ四年程の間に、大きく変わった。
 海水浴場だった陸地設備部分(駐車場・売店・シャワー室・納涼席)を、津波対策と云う名のもと、4m程(コンクリート製の擁壁に守られ)盛土された。
 そして、大部分が更地の状態で、目的の施設(建物)が建設されている。
 盛土に伴って、歴史ある防風林の松は、伐採され”白砂青松”の、数少ない風情は失われた。
 今日では、夏と成っても”花火”で眠れないという”愚痴”を言わなくてもよくなった。
 善くなったモノと、失ったモノの”バランス・シート”は如何な結果と成るのでしょう・・・・?!
 松林の海岸で、花火を、楽しむ事は”絵”にも成る夏の風情と、思うのである。
 願わくば、騒音を発する”ロケット花火”でなくて・・・
 加えて、花火をする人が”浴衣姿”なら、どうだろう。
 夏の季節の”一枚の絵”と成ることは、間違いない。
 何方も、夏を感じさせる、ツール(季語)である。
 しかし、浴衣姿で”涼”を楽しむ情景は、一段と遠い・記憶の中である。
 それ程・遠くない昔の、白砂青松の風景や、団扇を片手に、涼を求める浴衣姿の風情が蘇らないものかと、食品スパーで観た”花火”から、思い出されたのであった。
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