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著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

1日:めんどうかい178

2018-09-19 | 営業リーダーのための「めんどうかい」
1日:めんどうかい178
――第15章:日常道
 1日は、誰にでも均等に訪れます。企業人の1日をざっくりと検証してみましょう。睡眠7時間、通勤3時間、会社9時間、食事1時間、入浴など2時間……。いかがでしょうか。個人の事情で数字を入れ替えたとしても、ほとんどの人は空白の2時間を発見することと思います。
 問題はその2時間を、どう活用するかになります。これが「知的な毎日」作りの原点です。残念ながら、会社で「忙しい」人にはこの部分がありません。アフターファイブのつき合い酒も、貴重な2時間をむしばんでいます。
「知的な毎日」のために、平日の2時間を設計してみます。発見した空白の2時間を、何に使うか。読書、執筆、研究……。何だって構いません。あなたがやりたいことに、費やすべきです。ここをきっちりと、決めておかなければなりません。さもなければ、テレビを観続けているうちに、貴重な時間を失ってしまうことになります。
 張り切ってすべての時間を、「知的な活動」のためにあてがわないことも大切なポイントです。挫折するのが、目に見えているからです。1日30分くらいからはじめます。長続きするようなら、少しずつ時間を延長すればよいのですから。大切なのは、1日何時間ではありません。継続することです。毎日がつながることなのです。
 リフレッシュのためにも、休日は貴重な時間です。家族サービスや散歩など、普段できないことを行うべきです。ただし、知的な毎日を忘れてはなりません。休日には、大目の時間を確保すること。平日のコツコツをまとめるために、どうしても休日の豊富な時間が必要になります。
 「忙しい」を連発していた、くだんの人の休日を覗いてみましょう。午前10時、まだ爆睡中です。遅い朝食兼昼食を摂って、家族でショッピングセンターへ。戻ってきたらテレビをつけて、あとは一歩も動きません。早めにビールの栓を抜き、夕食のときには日本酒に変わっています。

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