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『昭和文学全集32中短編小説集』は宝箱

2021-02-07 | 妙に知(明日)の日記
『昭和文学全集32中短編小説集』は宝箱
いちばん重宝している全集の端本は、『昭和文学全集32中短編小説集』(小学館)です。なんと69人の名作がぎっしりと詰まっています。掲載作をコピーしてみます。

セメント樽の中の手紙:葉山嘉樹
淫売婦:葉山嘉樹
渦巻ける烏の群:黒島伝治
一九二八年三月十五日:小林多喜二
蟹工船:小林多喜二
日本人サトウ:徳永直
天体嗜好症:稲垣足穂
放浪時代 第1編:龍膽寺雄
落葉日記:岸田國士
チョコレート:山本有三
オロッコの娘:深田久弥
お化けの世界:坪田譲治
黒猫:島木健作
赤蛙:島木健作
夏の花:原民喜
肉体の門:田村泰次郎
野狐:田中英光
朴歯の下駄:小山清
落城:田宮虎彦
足摺岬:田宮虎彦
刃:青山光二
四つの文字:林房雄
天皇の帽子:今日出海
鬼火:吉屋信子
喪神:五味康祐
さかだち:柴田錬三郎
母子像:久生十蘭
高安犬物語:戸川幸夫
雲と植物の世界:伊藤桂一
猿:杉森久英
鶴:長谷川四郎
傷手:北原武夫
わたしの崋山:杉浦明平
一条の光:耕治人
椿谷:田中澄江
石蕗の花:広津桃子
花笑み:萩原葉子
往生記:富士正晴
懐中時計:小沼丹
空の細道:結城信一
青い雉:島村利正
対馬まで:金達寿
亀甲墓:大城立裕
足踏みオルガン:阪田寛夫
愛のごとく:山川方夫
鳥の影:柴田翔
贈り物:柏原兵三
廬山:秦恒平
時雨みち:藤沢周平
雨ごもり:高橋揆一郎
人間の火:岡松和夫
楠の森:岡松和夫
亡妻の昼前:辻井喬
蟹の爪:津村節子
誕生日:津村節子
かわうそ:向田邦子
野守:三枝和子
桜電車:三枝和子
蛍酒場:三枝和子
ギヤマンビードロ:林京子
野に:林京子
浅い眠り:岩橋邦枝
鴨:吉田知子
風のない夜:山本道子
魔女の樹:山本道子
井戸の星:吉行理恵
骨川に行く:森内俊雄
砧をうつ女:李恢成
男の日ごよみ:宮原昭夫
水晶:野呂邦暢
津軽世去れ節:長部日出雄
かん蹴り:佐木隆三
むぎ笛:佐木隆三
宇宙船:佐江衆一
マンハッタン島の女:山田智彦
幽霊屋敷:山田智彦
エーゲ海に捧ぐ:池田満寿夫
野生:高橋三千綱
肌ざわり:尾辻克彦
伸子の帰る家:唐十郎
帰って行く母:小檜山博2

分厚い1冊に、入手しにくい作品がぎっしりと所収されています。まるで宝石箱をそばにおいているような気持ちになります。思い出したように作品を選び、少しずつ前に進んでいます。
山本藤光2021.02.07

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