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著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

2018-12-28 | 知育タンスの引き出し

「山笑う」という言葉をご存知ですか。俳句では春の季語になっています。有名なのは、次の句です。

――腹に在る 家動かして 山笑ふ(高浜虚子)
――故郷(ふるさと)や どちらを見ても 山笑ふ(正岡子規)

「山笑う」は春の季語ですが、山には四季を通じての季語があります。
「山眠る」:冬の季語
「山粧う」:秋の季語
「山滴る」:夏の季語

ここまで書いて、「やまをはる」「やまをかける」という言葉が浮かんできました。漢字は「山」です。なぜ「山を掛ける」というのでしょうか。調べてみました。

――「山」は鉱山のこと。鉱脈のありそうな山を見当をつける意から転じたことば。(日本語語源辞典)

「山を当てる」「山が外れる」も、ここからきています。
山本藤光2018.12.28

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