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エミュレーション効果

2018-12-08 | 知育タンスの引き出し
エミュレーション効果
やたらにカタカナ語を連発する人がいます。小池都知事などはその典型です。コンサルタントのなかにも、そうした人はわんさと存在しています。私にはえらぶっているようにしか、聞こえないのですが。
中谷巌の著作を読んでいて、「エミュレーション効果」という言葉に出逢いました。何のことはない、これは「波及効果」のことのようです。
ただし波及効果は、影響が少しずつ広がるとの意味ですので、中谷は違うニュアンスを「エミュレーション」にこめているようです。それは「速攻」。本文を読むかぎり、「エミュレーション効果」は一発で影響が及ぶということでしょうか。
 
――誰かがすばらしいプレゼンテーションをする。そうすると、それが受講生たちの競争意識をくすぐり、「俺は絶対に負けない、もっと凄い発表をしてやろう」となる。こういったものをエミュレーション効果(Emulation Effect)といっているが、これは「お互いが張り合うことによって生まれる思わぬ効果」ということだ。(中谷巌『次世代リーダー学』小学館文庫・P41)

 うーむ。「速攻性波及効果」でいいのではないか。
山本藤光2018.12.08

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