楽しみながら仕事:めんどうかい65
――第4章:威力ある同行
◎ショートストーリー
次のショートストーリーは、当時営業企画部長の私と上司との会話です。あなたが私の上司なら、どんな反応を示すでしょうか。
山本「米国ロシュの部下育成制度を、日本でも導入させてください」
上司「6製品を習得させるのに、10ヶ月かける? そんな悠長なことを考えるから、きみはダメなんだよ」
山本「1泊2日の集合研修で何ができますか? 私にやらせてください」
上司「ダメだ。認められない。そんな余裕がどこにある」
山本「営業担当者のレベルアップを可能にするのは、研修部ではありません。営業リーダーの手腕なのです」
上司「きみは、研修部を無能だというのか」
山本「研修部のスタッフを、無能とはいっていません。でも営業担当者のレベルに合わせて指導できるのは、営業リーダーしかいません」
1人の営業担当者を育成するのに、10ヶ月をかけます。この提案に、納得する人は少ないでしょう。やがて、私はこの制度を「SSTプロジェクト」(次項を参照)に取り込んだのですが……。
本稿を読んだ受講者は、一様に驚きの声をあげます。米国の営業リーダーは、すさまじい負荷を担っています。にもかかわらず、楽しみながら仕事をこなしています。自分とのギャップを考え、多くの営業リーダーは「カルチャーショックを受けた」と感想をもらしていました。
米国ロシュのリーダーたちは、経費処理や実績の集計などもこなしています。仕事の実態は、日本と変わりません。「休日以外は、朝から晩まで仕事だよ」。彼らには、オフィスがありません。疲れて自宅に戻ってからが、内勤時間というわけです。
――第4章:威力ある同行
◎ショートストーリー
次のショートストーリーは、当時営業企画部長の私と上司との会話です。あなたが私の上司なら、どんな反応を示すでしょうか。
山本「米国ロシュの部下育成制度を、日本でも導入させてください」
上司「6製品を習得させるのに、10ヶ月かける? そんな悠長なことを考えるから、きみはダメなんだよ」
山本「1泊2日の集合研修で何ができますか? 私にやらせてください」
上司「ダメだ。認められない。そんな余裕がどこにある」
山本「営業担当者のレベルアップを可能にするのは、研修部ではありません。営業リーダーの手腕なのです」
上司「きみは、研修部を無能だというのか」
山本「研修部のスタッフを、無能とはいっていません。でも営業担当者のレベルに合わせて指導できるのは、営業リーダーしかいません」
1人の営業担当者を育成するのに、10ヶ月をかけます。この提案に、納得する人は少ないでしょう。やがて、私はこの制度を「SSTプロジェクト」(次項を参照)に取り込んだのですが……。
本稿を読んだ受講者は、一様に驚きの声をあげます。米国の営業リーダーは、すさまじい負荷を担っています。にもかかわらず、楽しみながら仕事をこなしています。自分とのギャップを考え、多くの営業リーダーは「カルチャーショックを受けた」と感想をもらしていました。
米国ロシュのリーダーたちは、経費処理や実績の集計などもこなしています。仕事の実態は、日本と変わりません。「休日以外は、朝から晩まで仕事だよ」。彼らには、オフィスがありません。疲れて自宅に戻ってからが、内勤時間というわけです。
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