ビリーの挑戦2-105cut:CP社説明会後の懇親会
――Scene16:それぞれの新たな道
影野小枝 CPキャンバスが終りました。懇親会が始まりました。
漆原 活発なご意見を賜り、ありがとうございます。只今から懇親会を始め差せていただきます。乾杯のご発声を、K製薬東日本営業部長の新谷さまにお願いしたいと思います。
新谷 私はR製薬時代に、漆原代表とは同期でした。SSTプロジェクトは私が営業部長時代に導入されたものです。いわばその威力を実感した者ですが、本日CP社さんの説明をうかがい、MRのためにも、営業リーダーのレベルを早急に上げなければならない、と痛感させられました。私の場合は身内みたいなものですので、CPプロジェクトの導入は社内的に物議をかもしそうです。どうかみなさまの会社で、前向きに導入をお考えいただくようお願いして、乾杯をさせていただきます。CP社の新しい船出と、ご出席のみなさまのますますのご発展を祈念して、僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます。カンパイ!
影野小枝 参加いただいた方々のお話に、耳を澄ませてみます。
A社 丸1日の研修を6回は物理的に難しいな。
B社 ただしそのくらい時間をかけなければ、営業リーダーは良質な暗黙知を身につけられない。
C社 値段が高いのに驚いてしまった。
片岡 研修とくくるとそうでしょうが、これは御社とのプロジェクトです。コンサル会社を入れたら、うちの10倍もの費用になってしまいます。
A社 最初に全MRと営業リーダーから、「意識・行動のアンケート」を取るわけですね。上司とMRとには裏腹な質問があるので、ギャップが生じるというのには興味があります。
B社 上司はちゃんと会議を運営している、と思っている。ところがMRは、会議の価値を認めていない。そんな現実が、個別に把握できるのは、いい方法だと思う。
C社 とりあえず「意識・行動アンケート」だけは採用したいと思いました。A社さんやB社さんが導入してくれれば、当社との比較もできるわけですよね。
片岡 もしもお互いにオーケーなら、双方の比較は可能です。おそらくカルチャーの違いが、くっきりと出るでしょうね。
B社 優秀なチームは上司とMRの意識・行動ギャップは小さい。おそらくうちも、同じ結果となると思います。
A社 ギャップがどこにあるか明確になるのは、営業リーダーにとって大切なことだね。