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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

灯台もと暗し

2018-12-16 | 知育タンスの引き出し
灯台もと暗し
灯台もと暗し。この灯台は岬の灯台のことではない。こんな説明に出くわしました。ありゃりゃと思ってしまいます。解説によると、昔室内で使っていた燭台のこととありました。私を含めておそらく、ほとんどの人が岬の灯台だと思っていたことでしょう。(『語源・面白すぎる雑学知識』青春出版社文庫をまとめました)
山本藤光2018.10.21

当たり前

2018-12-16 | 知育タンスの引き出し
当たり前
当たり前。この語源は、意外なものでした。紹介します。

――共同で漁獲や収穫を行った際、その漁獲物・収穫物の一人当たりの配当を「当たり前」といった。それを受け取るのは当然の権利であることから、「当然」の意が生じたという。」「当然」を「「当前」と書き、それを訓読したとする説もある。(国語語源辞典~

あたりまえだのクラッカー。こんなCMが、昔あったのを思い出します。
山本藤光2018.12.16

おっとり刀

2018-12-15 | 知育タンスの引き出し
おっとり刀
『続日本語知識辞典』を読んでいて、間違って覚えていることを知りました。「おっとり刀」は、のんびりした様子をあらわす言葉だとばかり思っていました。辞書には大急ぎで出かけるようすをいうことばとありました。漢字にすると「押っ取り」と書き、急ぐあまり刀を腰に差すこともできず、手にとって出かけるようすをいう、とありました。

そしてこんな言葉で結ばれていました。
――「おっとりした人」と混同して、「のんびりしている」と間違えないように。

「おっとりした人」と「おっとり刀」は、真逆の意味だったのですね。
山本藤光2018.05.21

サボる

2018-12-15 | 知育タンスの引き出し
サボる
大学時代、近くに「サボール」という喫茶店がありました。よく入り浸ったものです。タバコのハイライトが70円の時代で、コーヒーも一杯70円でした。「サボール」は学校をサボるのシャレだとばかり思っていました。ところが語源を調べると、フランス語の「サボタージュ」から生まれた言葉だったのです。
山本藤光2018.12.15

言葉を丸める

2018-12-14 | 知育タンスの引き出し
言葉を丸める
我が家のトイレには、ありがたい言葉と絵のついた日めくりがあります。昨日何気なくそれを見ていて、ハテナマークが点灯しました。まったく意味がわからないのです。
「こだわる心が世界をせまくしている。さわやかな心をもとう」
こだわる心、さわやかな心。これらは、何だろう? 私には理解できません。人に教えを説くときは、美辞麗句を並べてはいけません。言葉を丸めてはいけません。
「言葉を丸める」の典型例はケンカの場面です。テメェ、コノヤロウ。周囲の人間にはなにをいっているのかわかりません。
部下と同行をした上司が、「あんな話し方ではダメじゃないか」と吐き捨てます。部下は何がダメなのかがわかりません。これが言葉を丸める世界です。
こだわる心、さわやかな心。何を訴えたいのだろう? 考えこんでしまって、長トイレになりました。
山本藤光2018.02.22

おめおめ

2018-12-14 | 知育タンスの引き出し
おめおめ
いまごろ「おめおめ」とあらわれおって。この「おめおめ」の由来が書いてありました。見出し語だけを見て、漢字を想起してみました。何も浮かんできません。

――昔は気後れしたり、ひるむことを「怖(お)め」といった。そこから、この言葉を二つ重ねて「おめおめし」という形容詞が生まれ、(後略)(『すぐに使える・言葉の雑学』PHP)

「よくよく考えると」「いよいよ始まる」など、同じ音をならべた副詞はたくさんありますね。
山本藤光2018.12.14

目からウロコ

2018-12-13 | 知育タンスの引き出し
目からウロコ
目からウロコが落ちる。この「ウロコ」ってなんだかわかりますか。気になって調べてみました。『新約聖書』に出てくる言葉から生まれたことわざでした。

――サウロという男は天からの光りを浴びて急に目が見えなくなるのだが、後にイエスの弟子アナニヤの訪問を受け、彼からイエスの啓示を聞いたとたんに目が見えるようになる。その瞬間が「ウロコのようなものが落ち」であり、実際に何が落ちたのかは聖書に書いていない。(『「ことわざ」なるほど雑学事典』PHP文庫)

この説明で、目からウロコは落ちましたか?
山本藤光2018.10.17

お茶

2018-12-13 | 知育タンスの引き出し
お茶
お茶にかかわる言葉を拾ってみます。

「お茶の子さいさい」
――「お茶の子」はお茶菓子のことで、腹に溜まらず食べるのが容易なことから。「さいさい」は民謡などの調子を整える言葉。(日本語語源辞典)

「おちゃっぴい」
――「おちゃっぴい」は「お茶挽(ひ)き」の転。江戸時代、おしゃべりでひょうきんな遊女は客に人気がなく、お茶ばかり挽かされていたことから出た言葉といわれる。(日本語語源辞典)

ほかにも「二番煎じ」などという言葉もあります。
山本藤光2018.12.13

どんより

2018-12-12 | 知育タンスの引き出し
どんより
どんよりとした一日でした。ここまで書いて、ハテナマークが灯りました。「どんより」って、どこから生まれた言葉なのでしょうか。広辞苑を引きました。漢字は出ていません。
おそらく、「鈍」のイメージなのでしょう。こんなときにネット検索をすると、きっといろいろな解釈が載っていることと思います。でも性急にそれをやりません。考えてみたいからです。
鈍夜。ここから、ドンヨリになったのではなかろうか。さて、こんな仮説を見つけたら、いよいよネット検索を行います。
ありました。引用させていただきます。
――狂言の『附子(ぶす)』
「黒い物がどんみりと固まり合うた」とある【どんみり】が語源です。〔黒く濁っているさま〕を言います。(gen_shi_rinさん)
山本藤光2018.02.27

ステテコ

2018-12-12 | 知育タンスの引き出し
ステテコ
阪倉篤義『日本語の語源』(平凡社)を読んでいたら、襦袢(じゅばん)の語源はポルトガル語であると書かれていました。
これを見て、「すててこ」のことが気になりました。辞書を引いてみました。語源は鼻をつまんで捨てるマネをして踊るとありました。江戸吉原の「すててこ踊り」が語源だったのです。
山本藤光2018.12.12