奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2042)

2022-03-27 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「初歩からのシャーロックホームズ(北原尚彦著・中公新書ラクレ2020刊)」を読んだ。北原尚彦(きたはらなおひこ1962生れ)氏は、青山学院大学(理工学部/物理学科)卒、作家/翻訳家/ホームズ研究家。1990“ホームズ君は恋探偵”で小説家デビュー。--------

この本「初歩からのシャーロックホームズ」の目次は次の通り。“シャーロックホームズとは何者なのか/原作はどの順番で読めばいいのか/多数ある邦訳のどれを選らべば良いのか”、“華麗なる登場者達(天才的な観察眼と洞察力を持つ探偵/シャーロックホームズ/ホームズの真の友/ワトスン博士/ベイカー街221Bの大家/ハドスン夫人/ロンドン警視庁のベテラン/レストレード警部/シャーロックホームズ以上の頭脳を持つ兄/マイクロフトホームズ/犯罪界のナポレオン/モリアーティ教授)”、“ホームズが活躍した舞台/時代と地理(大英帝国の絶頂期/ヴィクトリア時代/霧にガス灯の浮かぶ帝都ロンドン/ランチ艇デッドヒート/テムズ河/貴族と貧民/オスカーワイルド/ドラキュラ/ジキル)”、“正典紹介(緋色の研究/四つの署名/シャーロックホームズの冒険/回想/バスカビィル家の犬/生還/恐怖の谷/最後の挨拶/事件簿/経外典)”、“真の作者/アーサーコナンドイル(医者を目指しやがて作家へ/大成功/一番書きたかった歴史小説/心霊学への傾倒)”、“次に進むべき道(他の作家が書いた続篇パスティーシュ/パロディ/シャーロッキアン)”、“メディアミックス(映画&ドラマ/BBCシャーロックの功績)”--------

この本「初歩からのシャーロックホームズ」の内容紹介文は次の通り。1887“緋色の研究”で世に登場して以来、シャーロックホームズは、小説/コミック/映像/ゲームのメディアの変遷に乗り、名探偵として世界中で親しまれてきた。人気の秘密を日本屈指のシャ-ロックホームズ研究家がその謎と魅力を解説する。------

北原尚彦氏は、日本人なら誰もが知っているシャーロックホームズの魅力に自身も魅了されておられて、その研究家として一生を捧げる覚悟のようだ。だからこそ、この本「初歩のシャーロックホームズ」は面白いのだろうと思った。理系のご出身であり、謎解きに科学的頭脳/才能が冴え渡る作品世界は何物にも替え難いのだろう。

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