北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「目でみる方言(岡部敬史著&山出高士写真・東京書籍2023刊)」を読んだ。岡部敬史(おかべたかし1972生れ)氏は、早大(第一文学部)卒。出版社勤務後/文筆家/編集者として活動。山出高士(やまでたかし1970生れ)氏は、梅田雅揚氏に師事後/1995よりフリーランスカメラマン。---------
この本「目でみる方言」の目次は次の通り。“北海道/東北/関東(北海道の方言/サビオ/青森県の方言/傘をかぶる/岩手県には/じぇじぇじぇ/の碑がある)”、“北陸/東海甲信/近畿(新潟県の方言/飴が泣く/富山県人はあまり/きときと/と言わない/石川県の方言/かたがる)”、“中国/四国/九州/沖縄(鳥取県人はアリジゴクをコモコモさんと呼ぶ/島根県の方言/ばりん/岡山県の方言/しわい)”---------
この本「目でみる方言」の“はじめに”には次のように内容紹介されている。本書は日本各地の方言を取り上げて/その言葉が使われる地域で何を意味しているのか/どのような状態を表しているのかを/写真で見てみよう/と云う試みの本です。一例を挙げると/沖縄県の方言として/ぜんざいを取り上げています。対応する写真は/一見するとかき氷です。それは/沖縄のぜんざいがかき氷スタイルで提供されるが故なのですが/他県民からすると/この言葉と写真の差に“え?”と思うのではないでしょうか。このギャップを楽しんで貰えたらなと思っています。このように方言を写真で見ること。そして全国の方言に纏わる興味深い話をコラムで紹介することで/この本は構成されています。幅広い世代の人に楽しんで貰いたいので/出来るだけ今でも使っている言葉から選ぶようにしました。北から南まで順番に配列していますが/気になる処から読んで頂ければと思います。原稿は岡部敬史が担当し/写真は主に山出高士が担当しました。この本で方言の話に花が咲きますように。-----------
年齢が2歳差で/お名前も揃って“たかし”であり/息の合ったお二人による/文だけでなく豊富な写真を交えた本だ。言い古された話題の“方言”だが/それなりに面白い本に仕上がっている。
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