奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その231)

2017-04-12 07:37:03 | 奈良・不比等
大和西大寺駅で奈良行きを待っていると、ホームのアナウンスが聞こえてきて、「1番線に停車中の~吉野行き特急に連絡の~橿原神宮前行き特急は間もなく発車致します。御乗車のお客様はお急(いそ)ぎ下さい。」と言っていた。何時もは「吉野行き特急に連絡の」とのフレーズは無かった筈だが、桜の季節は吉野山まで桜を観にいく乗客への利便のために親切な表現としているのだろう。-------
近鉄奈良線の桜の開花状況を見ると吉野山の桜は「下千本(しものせんぼん)」が咲き始めたとして桜のシールが貼ってあった。------
近鉄橿原線の橿原神宮前駅から吉野方面に向かうには、大阪阿倍野橋駅を起点とする近鉄南大阪線に乗り換える必要がある。南大阪線の特急車両には「青のシンフォニー(交響曲)」が何便か走っており、「青のシンフォニー」に乗り換えることが出来れば気分も最高となるだろうが、便数が少ないのでタイミングが合うのかどうか不明である。(青のシンフォニーは大阪阿倍野橋と吉野間を1日2往復している。大阪阿倍野橋10時10分発と14時10分発で折り返し吉野12時34分発と16時4分発となっている。)-----
近畿日本鉄道では阿倍野ハルカスの高級ホテル「大阪マリオット都ホテル」に泊まって、「青のシンフォニー」に乗車して世界遺産・吉野山を観光して欲しいのだろう。京都方面から吉野に向かうのは乗り換えがあるので、橿原神宮前駅を最寄りとする飛鳥の観光が精々(せいぜい)だろう。国内観光客が吉野山を訪れるには新幹線の新大阪駅からJR在来線で大阪市内を抜けて天王寺駅まで来る必要があり、こちらも乗り換えが煩雑であることには違いが無い。まあ、大阪観光で1日を費やすコース設定をしてくれる観光客が近畿日本鉄道などの狙いでもあるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする