炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

ドアーミラーが危ない

2006-04-01 12:38:51 | Weblog
ドアーミラーが危ない
 皆さんは車を運転中ドアーミラーを道路わきの電柱などにぶつけたことがありませんか。私は、電柱などのほか、対向車のドアーミラーをあっという間にこすったり(対向車はそのまま走り去ってしまいましたが)、人で込み合う道路で歩行者に(軽くですが)接触してしまったことがあります。
 直接的にはもちろん私の不注意です。しかし、車の運転を職業にしているプロも私が同乗しているときにドアーミラーをぶつけたことがあります。自己弁解をするわけではありませんが、私自身は、およそ50年の運転暦を持ち、ほかの方と比べてそう粗雑な運転はしていない積りですのに、どうしてこのような接触を起こしてしまうのか、何か、このような不注意を誘発する(私固有ではない)一般的な原因があるのではないかと気になります。
 車を運転するとき、車の先端が物をかわせば車はそれですり抜けられると思いそのまま前を注視しますので、その後の車の両脇への注意はおろそかになりがちです。これは、誰にも見られる一般的な性向ではないでしょうか。あらためてもう一度左右のドアーミラーを見直すことを求めるような設計は、人間本来の性向に沿っていないと思います。言葉を強めれば、このような人間工学に反する設計は「危険な設計」だと言うべきでしょう。特に左側のドアーミラーは首をかなりひねらなければ見えない位置にありますので、それを見ていると前方の視野が外れ、かなり危険です。
 私は車を購入しようとした時、昔のようなフェンダーミラーを付けてほしいと頼みましたが、そのようなオプション部品はないとのことでディーラーから断られました。メーカーは何故フェンダーミラーを標準仕様(一歩退いても、オプション仕様)にしないのか(タクシーの車はほとんどがフェンダーミラーではありませんか)とたずねますと、格好が悪いというユーザの評判だからと言います。本当に格好が悪いでしょうか。見ようによっては、妙なところからひょこっと人間の耳たぶのようなものが飛び出しているスタイルの方が醜いのではありませんか。
 どうとも取れるスタイルよりも安全のほうがよいのではありませんか。メーカーがユーザの好みを口実にして安全設計を二の次にするのでしたら、皆の声を結集して、メーカーに迫ろうではありませんか。
 日本の車メーカーは本当によいものを作ろうとすることにあまり真面目ではないように見えます。ヨーロッパではディーゼルエンジンのよいもの(排ガスにしても不評な黒煙などがほとんど出ない)が普及しているのに、私たちの国ではユーザの好みに合わないと言う理由で普通乗用車への搭載がほとんど行われていません。ユーザの好みに迎合したり流行を追うだけでなく、本当によいものをマーケットに供給するようメーカーは努めて貰いたいものです。(青)


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1 コメント

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ドアミラーとディーゼル (yuminosky)
2006-04-06 17:39:00
1.ドアミラー

ご意見に全く同感。私は以前S社の車(右ハンドル車)の左側をフェンダーミラー、右側をドアミラーにしましたが、

左側のフェンダーミラーの取付け代、ドアミラーの穴の塞ぎ代を支払いました。左側フェンダーミラー、右側ドアミラーは極めて理に適っていると思いますし、お洒落で気に入っていました。因みに現在の左ハンドル車は両サイドドアミラーで右側のドアミラーが対向車にぶつかることがあります。不思議と高さが一致しており、一応可倒式ですが、お互いに傷が付くことになります。一番困るのは、後ろから来るトラックなどの突起物に接触され壊されることで、内部に駆動用のモーターなどが入っているためにべらぼうな修理費を取られることです。左側のドアミラーも宅急便のお兄ちゃんに何度かやられました。

2.ディーゼルエンジン

今年2月、コンスタンツの友人のBMWのワゴンでコンスタンツからアールベルグにスキーに行きました。このBMWが2000ccほどのディーゼルエンジン車でしたが、騒音、振動、黒煙など全く問題のないもので、加速も極めてスムースなのに驚きました。スピードメーターを見ると最高巡航速度(最高速度ではない)は240km/h、燃費は20km/L近くいくとのことで、税金の関係で軽油とガソリンの価格が接近しているヨーロッパでも割得とのことでした。このBMW気にいりましたが、日本では見たことがありません。
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