炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

ボート、バレーボール協会などの幹部の言動にあきれる。

2016-11-28 11:33:17 | Weblog
 ボート、バレーボール協会などの幹部の言動にあきれる。「この際世界に誇れるような競技場を新たに建設すべきで、各地にある既存の施設を利用するという提案は理解できないし、断固、反対する」といきまいた。競技至上主義ののぼせ上がった言い分のように聞こえる。それでなくても肥大化して経費も膨大に膨れ上がるオリンピックをなるべう経費のかからないものにしようというオリンピック委員会の基本理念が全く欠落している。建設費やあとの設備維持に莫大な金がかかることなど念頭に無いのだろう。レガシーというが後世の負担にあえぐようなことにならないという保証もない。箱物だけがレガシーではないという意見もある。
 子供たちの未来のためという言い分も手前勝手だ。未来の子供たちにお金をかけなければならない所はスポーツ競技場だけでなくほかにもたくさんある。オリンピックという錦の御旗でこの際ドサクサに立派な競技場を作らせてしまおうという魂胆が透けて見える。
 とにかくわが国はお金が潤沢にあるわけではない。一般庶民は苦しい思いで日常をやりくりしているのだ。競技団体の首脳が一般庶民の感覚からかけ離れた(分不相応のように聞こえる)要求を傲慢な態度で振り回すことはやめてもらいたいものだ。
 ある選手は「われわれは与えられた環境で一生懸命やるだけです」と言っていた。よっぽど健気ではないか。こういう選手には応援したくなる。(ボブ)