炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

子供が壊れる

2013-07-27 18:07:00 | Weblog
 中学から高校に入った孫二人が相次いで故障した。息子の方の孫は足首と腰を痛め、娘の方の孫は膝だ。医師のアドバイスに従って、正規の体育授業の運動も、許しを得て自粛している。しかし、これは本人たちにとって心理的な負い目になっているようだ。
 二人とも病弱体質ではなく、中学時代までは元気に動き回っていた。それが、いずれも(別々の)高校に入り、運動系の部活に加わった途端の故障だ。こうも相続くと、何か一般的に、部活の活動状況に問題があるのではないかという気もしてくる。部活が大変だとこぼしているのを二人から聞いたこともある。
 実情を知らないので、的外れかもしれないが、中学時代から運動系の部活に加わり、体を鍛えてきた子供にレベルを合わせ、勝利至上主義から、成績を上げようと、部活の目標を高いレベルに設定しすぎている嫌いはないのであろうか。高校時代の部活としては、新たに加わった子供たちのレベルにも配慮し、全体として、過酷にらない様に適切に取り仕切る指導者を望みたいものだ。
 大変なら部活から抜ければよいではないかと、我々大人は考えるのだが、子供の心理として、途中からの辞退には敗北感を持つようだ。そこで無理してでも続けてしまう。
 体育の授業に、必修科目として、剣道、もしくは、柔道を導入することが検討されている。しごきに偏らない、バランスのとれた判断力を持ち合わせた指導者が足りているのだろうか。(青)