バリボーママのひとりごと♫

福岡発東京経由シカゴ行!ご主人様よっちゃんの仕事の関係でシカゴへ。約7年の駐妻生活を経て帰国、今に至ります☆

教科書とは違う英会話

2016年02月24日 | 英語


アタシがぴちぴちの中学生だった大昔、
(気持ち悪いとか言うな~~~~

「Hello, I am Keiko」
「Oh, hi, Keiko. I am Nancy. Nice to meet you」
「Nice to meet you, too」

中一の英語の教科書は
このような文章で始まっていたように記憶している

もう少し時代をさかのぼった教科書は、
「This is a pen.」
なんて感じだったんじゃないだろうか


それにしても、
こちらに来てみて
『教科書英語のルールが絶対ではない』という場面に
嫌というほど遭遇する

人々は
「Have a good day 」ではなく
   「Have a good one」と言っているし、
わかったかな、と聞くとき
「Do you understand? 」ではなく
   「Does it make sense?」を頻繁に使う

挨拶に関しても
「How are you? 」「I'm fine thank you, and you? 」なんて
だれも言ってない

「How are you?」に「 How are YOU?? (YOUが強調される)」で返し、
最初に聞いた人がそれに答える
しかもその返事が「I'm fine」や「Fine!」
ではなく「I'm OK」や「Good!」

A「Hey, how are you?」
B「Oh, how are YOU??」
A「Good!」

のような感じ。

または、最後の「good」なんて言わないで
お互い聞きっぱなしのそのまんま
そのまんま会話が進んでいくこともしばしば…

教科書面目丸つぶれ


こんなに日常にあふれている初歩的な会話だけでも
どれをとってもリアルイングリッシュは教科書に載っていない…

あんなに一生懸命文法を叩き込まれるのに
日本の英語教育、これは残念すぎるっ


アタシも長年「英語が話せるようになりたい」というパッションだけで
勉強を続けてきたけど、
一番役に立っているな、と思うのは
「映画や物語のセリフのダダ暗記&使ってみる」
「英語の歌を歌詞を理解して歌う」
こと。


ホイットニーヒューストンの「ボディガード」のセリフ
「He is my bodyguard!!!」を意味もなく
ホイットニーの口の動きをまねて発音に気を付けて連発してたな~
…ぜんっぜん日常に使う場面はないけど、さ

ビートルズ、アバ、カーペンターズ…へったくそだけど歌ってた
中学校の頃は大変お世話になりました

朝起きたら目覚まし時計を止める前に英語の物語のカセットテープを流し
学校から帰ったら寝るまでカセットテープ聞きまくり

カセットテープってとこが…昭和だけどね~

でも、今思えば
リズムで話す英語、発音、音と音のつながり…なんていう
学校では習わない見えない部分の英会話は
この意味なく思える作業で培われてきたと思う


子供たちの耳は正直

ある日呪文のように
「ばな~なはーふまいぅ」
と繰りかえす王子の声に
「どういう意味」と尋ねると
「車のナビがいつも言うから覚えちゃったとニコリ

はは~んわかったぞ
それはきっと
『one and a half mile』(1.5マイル)だな


ナビと一緒に聞くと、王子の耳もまんざら間違ってないことに気づきます
ちなみに王子は意味は分かってませんでした


ある日姫が音読(英語の小説にチャレンジ中)している時
『お母さん、「あ・ろっと・おぶ/a lot of」を
みんなは「あろっろぶ」って言うの。
アタチが言ってもそう聞こえる
「あろっろぶ、あろっろぶ、あろっろぶ…どぉ」』



聞こえる、確かにそう聞こえるよ~
お友達の名前も聞こえるままに発音しているので
全然間違ってますが(笑)それでもお友達は振り返ってくれるそうなのでそれでいいんだと思います


日本の学校英語、今はもう少し進化しているんでしょうか
実践的な英会話を身に着けられる、実のある英語教育を切に望みます



映画といえば、の、こぼれ話。

昔、アタシの母はこれでもかというほど映画・洋画を見ていた。
もちろん、吹き替えではなく字幕付きの英語バージョン。
母も英語を話せるようになれたら…との思いだったと思う(推測)

そんな母、しかしながら
「ダンスウィズウルブス」というケビンコスナーの映画を見て
一番に覚えたのは
映画に登場するネイティブインディアン・スー族のラコタ語…

ラコタ語を一生懸命学ぶケビンコスナー演じる白人とともに
そっちを覚えてしまったようだ

『バッファローはね~「タタンカ」なのよ~
楽しそうに話す彼女を見て
なんてこったいと大笑い


母よ、違うのが耳に残っちゃったね

…というお話でした