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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「スイレン」、「サボテン」の花が、涼しげです。

2018-07-11 | 植物 花

「ブラックベリー」Rubus allegheniensis/blackberry が、名前の通りに色付いてきました。

水辺の「スイレン」の花が、涼しげだったので載せました。


透明感の有る「サボテン」の花も涼しげです、”氷” を感じさせる清涼感でしょうか

下図は、「ウチワサボテン」の花ですが、雰囲気も違ってます。

”涼しげ” とは、言えませんが ・ ・ ・ 




マメ科2種

2018-07-09 | 植物 花

「タチアオイ」(立葵)の季節も過ぎました、暑い暑い真夏の到来です。

此の時季のマメ科の花3種「ロータス・ヒルスタス ’ブリムストーン’ 」と「タンキリマメ」を挙げました。

<「ロータス ヒルスタス ’ブリムストーン’ 」>

初夏、淡い黄緑色に染めてい若葉も緑色に変わり、白く小さな花を咲かせています。

葉は、三出複葉、細い毛が密生しますので、葉の色は、シルバーグリーンが相当するかな

花と供に葉を愉しむリーフプラントとして、愛用されています。

'ブリムストーン’は、多種類が有る「ロータス・ヒルスタス」の中の園芸種になります。

<プリムストーン>は、<硫黄>の意味ですから、若葉の淡い黄色を指すようです。

マメ科、ドリクニウム(旧ミヤコグサ)属、常緑亜低木、地中海沿岸原産

学名 Orycnium hirsutum 'Brimstone'=Lotus hirstus 'Brimstone'

別名「ドリクニウム ヒルスッス ’ブリムストーン’」、尚、「ロータス」は、旧学名からとか


 次のマメ科の花は、「タンキリマメ」(痰切り豆)の花です。

<「タンキリマメ」>

総状花序を出して、10数個の蝶型の花を咲かせます、花色は、淡い黄色でマメ科特有の形をしています。

葉は、3出複葉で、小葉は、厚みが有ります、葉脈が目立つ葉で、「クズ」(葛)の葉に似ています。

萼には、褐色の毛が生えています。

花が終わると、漆黒の種子が2個入った豆果ができます、鞘には、毛が密生します、赤紫色に熟して裂けますが

種子は、暫く鞘に着いて離れないのも面白いものです。

似たものに、「トキリマメ」(吐切り豆)が、有りますが、葉の形の違いで区別出来ます。

種子に痰を切る薬効が有るのでこの名前が付いたとか

マメ科、タンキリマメ属、蔓性多年草、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布、学名 Rhynchosia volubilis 

別名「キツネマメ」、「ウイロウマメ」


秋、鞘の色が、一層鮮やかになります、2個の種子が入っているのが分かります。

鞘が弾けて、黒光りする種子が、現れますが、暫くの間、鞘に着いた儘です。

 <各画像は、クリックで拡大表示します>


「クサギ」(臭木)3種

2018-07-06 | 植物 花

今回の本題 ”クサギ3種” は、「クサギ」、「ボタンクサギ」、「ゲンペイクサギ」です。

<「クサギ」(臭木)>

”臭い話” で恐縮しますが、臭いのは、葉を傷つけた場合で、花は、其の分、甘い良い香りです。

集散花序に、白く筒部が細く長い花を咲かせます、先端は、5裂して平開します。

花弁は、萼から遠く離れます、4本の雄蘂と、1本の雌蘂が長く突出ます。

緑色の萼が、段々に赤色に変化するのも見物です。

秋に瑠璃色に熟す果実も、赤い萼とのコントラストが美しいものです。

シソ(旧クマツヅラ)科、クサギ属、常緑小高木、日本、朝鮮半島原産、学名 Clerodendrum trichotomum

英名 Harlequin glory bower

 萼の色と果実の色のグラデーションが素晴らしい。

時の経過に従って、萼や果実の色が、濃くなってきます。

次は、「ボタンクサギ」(牡丹臭木)です。

集散花序に、小さなピンク色の花を多数着けて、半球状の花穂を作ります。

5裂した花冠から4本の雄蘂と1本の雌蘂を長く伸ばします。

蕾の時は、紅色ですが、花色は、開花するに従ってピンク色です。

葉は、「クサギ」同様、独特の匂いがしますが、花は、甘い香りがします。

<牡丹>の名前は、花穂の姿が、「牡丹」の花に似ているからとか

シソ(クマツヅラ)科、クレロデンドロン属、半耐寒性落葉低木、中国原産、学名 Clerodendrum bungei

別名「ヒマラヤクサギ」、「ベニバナクサギ」、「タマクサギ」

 

蕾は、赤紫色です。

 チラホラ咲き始めました。

最後に「ゲンペイクサギ」(源平臭木)で終わります。

<「ゲンペイクサギ」>

白い萼と赤い花が、源平の旗印の色からこの名前が付いた由

白い袋状の萼の間から花冠の先端が5裂した濃赤色の花が平開します。

4本の雄蘂と1本の雌蘂が、長く伸び出ます、葉は、卵形で互生します。

シソ(クマツヅラ)科、クサギ属、常緑蔓性低木、西アフリカ原産、学名 Clerodendrum thomsoniae

英名 bleeding heart vine、bag flower、glory bower

別名 「ゲンペイカズラ」(源平葛)


 

 <各画像は、クリックで拡大表示します>


キツネノマゴ科(3)

2018-07-03 | 植物 花

「カンナ ’ダーバン’ 」Canna ' Durban' の葉が、美しい縞模様を描きます。

夏らしい情熱的な花の ”暑さ” を葉の ”涼しさ” が和らげます。

 



「カンナ」の花は、夏の花、情熱的な色合いですね

 

キツネノ科(3)” として、「パキスタキス・ルテア」の花と

主に、葉を愛でる「ヒポコステス」を挙げてみました。

<「パキスタキス・ルテア」>

茎の先に、黄色い苞を鱗状に着け花穂が立ち上がり、苞の間から白い舌状の花を咲かせます。

露地での開花期も夏から秋と長く、冬は、植物園の温室で見ることが出来ます。

種類として、数種有るようですが、「パキスタキス」といえば、此の「パキスタキス・ルテア」を指すとのこと

白い花は、一日で萎れますが、苞は、長い期間残って楽しめます。

<パキスタキス>とは、ギリシャ語で<パキスタ>(太い)、<スタキス>(穂)を意味するとか

4角錐に立ち上がる穂を著しているようです。

キツネノマゴ科、パキスタキス属、常緑低木、ペルー原産、学名 Pachystachys lutea

英名 lojjypop plant、別名「ウコンサンゴバナ」(鬱金珊瑚花)


 

次は、前回と同様に、花より葉を愉しむ「ヒポエステス・フィロスタキア」です。

<「ヒポエステス・フィロスタキア」>

葉の表面に白、ピンク、赤色の塗料を撒いた様な雀斑状のスポット、斑点模様が現れます。

花は、4月頃、花冠が円筒形、花弁の先端が唇型に裂けた花を咲かせます。

40種位の品種が有るようですが、此の「ヒポエステス・フィロスタキア」が多く栽育されています。

観葉植物として人気の有る植物です。

キツネニマゴ科、ヒポエステス属、常緑低木、南アフリカ、マダカスカル島原産

学名 Hypoestes phyllostachya、英名 polk dot plant、flamingo plant、ribbon bush

別名「ソバカスソウ」(雀斑草)

<各画像は、クリックで拡大表示します>


キツネノマゴ科(2)

2018-07-01 | 植物 花

<夏に赤く実る>

「ナツグミ」(夏茱萸)Elaeagnus multiflora、「ブラックベリー」Rubus

「 ヤマモモ」(山桃)Morella rubra の実です、英名では、berry の名前が付く果実達です。

「ナツグミ」は、cherry silver berry、「ブラックベリー」は、blackberry、「ヤマモモ」は、red baby berry

 

夜開花する「サボテン」を gif にしました(過去に掲載したものを再掲載)

キツネノマゴ科(2)には、「ツンベルギア・エレクタ」、「パキスタキス・ルテア」

葉が、美しい「ストロビランテス・ダイエリアヌス」、「ヒポエステス」にしました。

<「ツンベルギア・エレクタ」>

筒状花で、花冠が青紫色、筒部が白色、中央喉部が黄色、花径が葯3cm位、涼しげな夏向きの花です。

此の花は、立性ですが、似た花で蔓性の「ツンベルギア・アラータ」(Thunbergia alata)

「ベンガルヤハズカズラ」(Thunbergia grandiflora)等も人気が有ります。

亦、似た花には、立性の「ツンベルギア・フォーゲリアナ」が有って、区別するのが困難ですが

葉の形や大きさ、形状で見分けることが出来ます。

「ツンベルギア・エレクタ」の方が、葉が「フォーゲリアナ」より小さく、葉の縁が、波打っています。

どの花も夏に相応しい ”夏の花” です。

キツネノマゴ科、ヤハズカズラ属、非耐寒性低木、西アフリカ原産、学名 Thunbergia erecta

英名 bush clock vine、別名「エダヤハズカズラ」(枝矢筈葛)*

* 名前の<ヤハズ(矢筈)>とは、矢を弓の弦に受ける部分の名称とか、花の筒状の元の苞が似ているからとか



下図は、「矢筈葛」の名前の由来の<矢筈>に似ている苞の画像です。

下図は、同じく立性で花が極似していて、葉の形、大きさに差異が有る

「ツンベルギア・フォーゲリアナ」です。

「ベンガルヤハズカズラ」も透明感の有る花を咲かせています。

下図は、「ツンベルギア・アラータ」

次のキツネノマゴ科は、「ストロビランテス・ダイエリアヌス」です。

花より葉の斑入りを愉しみます、勿論、花も咲くのですが ・ ・ ・ 

<「ストロビランテス・ダイエリアヌス」>

金属の様な質感の紅紫色の葉が、陽を受けて輝きます、特に葉脈の緑色が目立ちます。

葉の裏が紫色なので、別名に「ウラムラサキ」(裏紫)の名前が付いています。

秋に、筒状で紫色の花をさかせます。

キツネノマゴ科、イセハナビ属、常緑低木、ミャンマー原産、学名 Strobiranthes dyerianus

=Perilepta dyeriana、英名 Persian shield、別名「ウラムラサキ」、「ビルマヤマアイ」

下図は、花です、「フウリンソウ」(風鈴草)に似ています。

 <各画像は、クリックで拡大表示します>