花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

紅葉と果実(3)

2022-11-13 | 植物 花

今日は、「ナンキンハゼ」南櫨櫨と「ハゼノキ」 櫨の木の紅葉です。

最初は、「ナンキンハゼ」の紅葉です。

<「ナンキンハゼ」>

街路樹や公園で、赤や黄色の葉が舞え落ちる様子は、素晴らしいものです。

葉の形は、“三角状広卵形” 、晩秋の陽の光を受けて、ヒラヒラと舞い落ちます。

秋には、黒く実が熟して裂け、白い三個の種子が現れます。

「ハゼ」(櫨)の実と同様、蝋の原料とした由

トウダイグサ科、ナンキンハゼ属、落葉高木、中国原産、学名 Triadica sebifera

英名 Chinese tallow tree 、将に<蝋燭の木>です

別名「トウハゼ」、「カンテラノキ」とか

 

落葉が、モザイク模様になって地面を覆います。





紅葉する前に、白い種子が、弾けます。

 

次の紅葉は、、「ハゼノキ」の濃い赤色です、落葉が、始っています。

<「ハゼノキ」>

サトウハチロウ作詩<小さい秋みつけた>に詠われてる「ハゼノキ」(櫨の木)の紅葉です。

<小さい秋みつけた>の中に

風見の鶏の ぼやけたとさかに はぜの葉 ひとつ はぜの葉赤くて 入り日色

と詠まれています、赤くて入り日色なのです。

日本原産の「ヤマハゼ」(山櫨)に似ていますが、葉の裏表や茎に細かい毛が生えていているのが「ヤマハゼ」で

無毛で薄いのが、「ハゼノキ」なので、区別可能です、亦、「ウルシ」にも似ていますが

葉の先端が、尖っているのが「ハゼノキ」で、丸味を帯びているのが「ウルシ」です。

ウルシ科、ウルシ属、落葉高木、東南アジア原産、雌雄異株、学名  Toxicodendrum succedaneum

英名 Wax tree (実から木蝋)を採ったことからとか

別名 「リュウキュウハゼ」、「ロウノキ」、「トウハゼ」、「ハゼ」

 

童謡、サトウ ハチロウ作詩<小さい秋みつけた>の歌詞 に載っている「ハゼノキ」の葉の紅葉です。

(三) 誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた

小さい秋 小さい秋 小さい秋 みつけた

昔の 昔の 風見の鳥の ぼやけたとさかに

はぜの葉 ひとつ はぜの葉赤くて 入り日色

赤くて入陽色なのです。

 



「ウルシ」の葉に似てますが、先端が尖っているので区別が、可能です。

下図は、入り陽色、夕焼けです。

 

過去に載せた記事の再掲載です、「ジュウガツザクラ」を載せてます。

キク科の花(2)
 
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