今日の<春の樹木花>には、「カロライナジャスミン」の黄色い花です。
行灯仕立てにすると、大きな黄色い ”風船” の様です。
春に黄色い花を咲かせる樹木花の一つです、”ジャスミン” の名前が付いている通り、淡いジャスミンの香りがします。
が ・ ・ ・ 勿論、モクセイ科の「ジャスミン」とは、違う植物です。
花冠が5裂した漏斗状の花です、肉厚で緑色の照葉とのコラボが、見所です、秋には、紅葉します。
ゲルセミウム(ホウライカズラ)科、ゲルセミウム属、常緑蔓性低木、北アメリカ(主にノースカロライナ、サウスカロライナ州)原産
学名 Gelesemium sempervirens、英名 Carolina jassamina、Evening trumpetflower
Yellow jassmine、Falese jasmine
*尚、学名の Gelsemium は、イタリア語で、ジャスミン>を意味するとか*
過去の記事<早春、ユリ科の花(2)から抜粋
”早春、ユリ科の花(2)の花には、「ハナニラ」、「バイモ」を挙げてみます。
<「ハナニラ」(花韮)>
「韮」の名前ですが、所謂、野菜の「韮」とは、違い、葉の形や匂いが「韮」に似ている故の命名とか
花茎の頂上に、白、薄紫色の星形の五弁花を咲かせます。
花色は、白、淡い紫色ですが、黄色やブルーの品種も有りまます。
一般に「ハナニラ」と称するのは、ユニフロルム種の Ipheion uniflorum とか
ユリ科、ハナニラ属、耐寒性球根、南アメリカ原産、学名 Ipheion uniflorum=Tristagma uniflorum
英名 Spring star flower、別名「イフェイオン」、「スプリング スター フラワー」
「セイヨウアマナ」(西洋甘菜)
次は、「バイモ」を挙げて視ました。
<「バイモ」(貝母)>
「フリチラリア」(Fritillaria)の一種で、仲間には、「クロユリ」(黒百合)Fritillaria camtschatcensis
「フリチラリア・メレアグリス」(F.meleagris)、「フリチラリア・インペリアス」(F.imperialis)
「フリチラリア・ペルシカ」(F.persica)等が有り、各々、似たところが有る花の姿です。
花弁6枚のベル型の淡い緑色の花で、下向きに咲きます。
内側には、黒紫色の編目模様が、着いています、葉は、披針形で、先端に髭状の蔓を伸ばします。
地下茎が、二枚の貝の形の鱗片が、重なった形で、二枚貝に似ているので ”貝母” の名前が、付いた由
当初は、薬用植物として中国から入ってきたとのこと、止血や解熱に効くとか
ユリ科、フリチラリア(バイモ)属、半蔓性多年草、中国原産、学名 Fritillaria verticillata var.thunbergii
別名「アミガサユリ」(編笠百合)、「テンガイユリ」(天蓋百合)、「フリチラリア・ツンベルギー」
”貝母” の名前の由来は、地下茎の形が、二枚貝に似ているからとか
<各画像は、クリックで拡大表示します>