花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春、バラ科の花2種

2018-03-20 | 植物 花

白い早春の花を2種挙げて見ました、「ユキヤナギ」(雪柳)と「ユスラウメ」(梅桃)です、冬の名残の雪の様です。



枝が下垂しなく、直立する園芸種「ベニバナユキヤナギ」(紅花雪柳)の蕾が、ピンク色で可愛いものです。

<「ユキヤナギ」(雪柳)>

多数の白い小さな花が、枝全体を覆い、枝垂れる様は、雪の重みで枝が、湾曲したように見えます。

亦、細長い葉が、「柳」の葉に似ているので、<雪>と<柳>で、「雪柳」の名前が、着いた由。

五弁の小さな花径は、5cmから8cm位、ピンク色の品種(Spiraea thunbergii 'Fujino Pink)等の品種も

バラ科、シモツケ属、耐寒性落葉低木、日本、中国原産、学名 Spiraea thunbergii

英名 Tthunberg's meadowsweet、別名「コゴメバナ(小米花)、「コゴメヤナギ」(小米柳)

 

次のバラ科の花は、「ユスラウメ」(梅桃)です。

<「ユスラウメ」>

此の名前の由来は、<朝鮮語名の「イスラ」から「ユスラ」になった>とか

<多くの花や葉が、風に揺れる様>を著わしたとか、正確な説は、不明です。

「梅」に似た五弁の白い花を枝を覆う様に多数咲かせます。

初夏に、球形のサクランボに似た赤い実を着けます、生食や果実酒などになります。

近縁種に「ニワウメ」(庭梅)Prunus Japonica が、有りますが、葉が無毛なのと、果実に縦に

溝がないことで、区別ができます、反面「ユスラウメ」は、枝葉に軟毛が生える事でも区別が容易です。

バラ科、サクラ属、落葉低木、中国、朝鮮半島原産、学名 Prunus tomentosa

英名  D0wny cherry、他の和名「山桜桃梅」


近縁種の「ニワウメ」(庭梅)は、花茎が、「ユスラウメ」より長いので、上に挙げた区別の目安にプラスできます。

果実は、赤く熟して ”小さなサクランボ” です、バラ科、サクラ属の果実(モモ、スモモ、ウメ)の表面には

一本、縦の溝が、有りますが、此の「ユスラウメ」、「ニワウメ」には

此の縦溝が無く、サクラ属と同時に、ニワウメ亜属とも分類しています。


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