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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

ミズキ科の追加

2017-09-28 | 植物 花

「ヤマブドウ」(山葡萄)の紅葉とコバルト色の実です

ミズキ科の「ハナミズキ」(花水木)、「ヤマホウシ」(山法師)の実も色着き始めています。

両者、似たような花を咲かせますが、果実は、全く違う姿です。


「ハナミズキ」(花水木)

4月~5月に掛けて、4弁の小さな(花径5m/m位)の花を咲かせます。

白、ピンク、紅色の花弁の様に見えるのは、総苞片(花を囲む葉)で花で、花と見紛います。

ミズキ属の中でも、此の総苞片が、一番目立つので「花水木」の名前が付いた由

別名に「アメリカ ヤマボウシ」が付いています、日本の「ヤマボウシ」に似て

アメリカ原産なので、此の「アメリカ ヤマボウシ」(亜米利加山法師)の名前が付いたとのこと

アメリカ原産らしく、大振りで華やかな花です、「ヤマボウシ」の花と比較すると ・ ・ ・ 

秋、葉が紅葉する頃、光沢が在る赤い楕円形の実を着けます。

アメリカに贈った「桜」の返礼として、日本に入ってきたことが、知られています。

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、北アメリカ原産、学名 Cornus florida、英名 Dogwood 

英名 Dogwood は、”犬の皮膚病を治した” からとか、”此の木で作った短剣を古い英名で Dog と言った” ので

此の名前が付いたとの2説が、載っていました。

 

 

下図は、「ハナミズキ」の花(総苞片)、中心部に花の本体が

 

 

次は、「ヤマホウシ」(山法師、山帽子)の実です。

「ハナミズキ」と花の形は、似ていますが、結実時になると、徐々に形が、変わってきます。

初夏、頭状花序に、小さな4弁の花を20個以上を球状に咲かせ、「ハナミズキ」では、集合果にならず

個々独立した実になりましたが、此の「ヤマホウシ」は、サッカーボールの様な模様が入った集合果に生ります。

赤く熟すと、果肉が、柔らかく甘い味がして、果実酒や生食ができます。

”山法師” とは、ユニークな名前ですが、花の形状からで、中央の頭状花序を法師の頭に喩え

白い総苞片を頭巾に喩えたからとか、葉が出た後に開花するので

「ハナミズキ」の花のような華やかさでは、負けます。

ミズキ科、ヤマボウシ属、耐寒性落葉高木、日本、朝鮮半島、中国に分布、学名 Cornus kousa

英名 Japanese flowering dogwood、Kousa dogwood、別名「ヤマグワ」(山桑)

 


下図は、法師の頭と頭巾に喩えられた花です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№ 18

白い縞模様が、ハッキリしてきました。


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