春の気配も感じられる今日この頃ですが、朝夕は、未だ、冬の直中です。
其処で、今日は、”冬” の名前が付いた花2種、[フユシラズ」(冬知らず)と
「フユザキクレマチス」(冬咲きクレマチス)を挙げてみました。
<「フユシラズ」(「カレンデュラ ’冬知らず’」)>
春から初夏に咲く「キンセンカ」(金盞花)Calendula officinalis の仲間で
「ホンキンセンカ」C.avensis の一品種とか、「キンセンカ」より小さな花を多数咲かせます。
開花期も長く、秋、冬、初夏と咲き続けます、寒さに強く、冬でも咲くので”冬知らず” の名前が付いた由
キク科、キンセンカ属、耐寒性一年草、地中海沿岸原産、学名 Calendula sp.
次は、「フユザキクレマチス」(冬咲きクレマチス)です。
「クレマチス」の花は、夏場のイメージが、有りますが、冬に咲く「クレマチス」も有ります。
中国原産の「クレマチス・アンスンエンシス」(Clematis anshunensis)
ポルトガル原産の「クレマチス・シルホサ」(C.cirrhosa)等です。
他にも冬咲き系の原種の「クレマチス」は、2種類ほど有りました。
花の少ない冬に咲く白色やアイボリーの花は、濃い緑色の葉と供に愉しめます。
キンポウゲ科、クレマチス属、蔓性多年草
下図は、「クレマチス・アンスンエンシス」
白いベル型の花を蔓節に多数咲かせます、12月から2月頃迄が最盛期です、常緑性です。
下図は、「クレマチス・シルホサ」
落下傘型の白い花を咲かせます、落葉性です、10月頃から5月頃までが見頃です。
キンポウゲ科の植物の特徴に、花後の種子から綿毛に覆われた紐状のものが伸びてきます。
後に、綿毛が伸びて、ボンボンの様な形になります。
<各画像は、クリックで拡大表示します>