花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、キク科の花(4)

2023-06-07 | 植物 花

今日の ”キク科の花” には、「ルリタマアザミ / エキノプス」と「マリアアザミ / ミルクシスル」の花です 

<「ルリタマアザミ / エキノプス」>

茎の先端に、筒状の小花を多数集めて、手毬の様な球状の花になります

多くの種類が有る中で、リトロ種の「エキノプス・リトロ」、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)が多い品種です。

葉が、「薊」に似て、棘が有り、花色が、瑠璃色なので此の名前が付いた由

近縁種には、九州に自生する「ヒゴタイ」肥後体  Echinops setifer

「エキノプス」とは、ギリシャ語で<ハリネズミ>の意味とか

キク科、ヒゴタイ(エキノプス)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、西アジア原産

学名    Echinops ritro英名    Small Globe Thistle、Blue Ball、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊>

 

<下図は、朽ちた廃屋をバックに、廃屋とは対称的な生気溢れる「ルリタマアザミ」の花が 咲く様子を撮ったものです。>

映像にもしてみました。

他の画像は、gif にしました。

尚、「エキノプシス」に似た花でセリ科の「エリンジウム」(マツカサアザミ / 松笠薊)も

今が、盛りです、「エキノプシス」に似た姿ですが、別の植物です。

小花が、集合して球状の花序をつくり、棘棘の苞が、取り囲みます、花花序は、小さく径は、約2CM

草丈は、60CM~1M にもなります。

セリ科、ヒゴタイサイコ(エリンジウム)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産

学名 Eryngium planum、別名「マツカサアザミ」(松笠薊)

次は、葉の模様が、面白い「マリアアザミ」の葉と花です。

<「マリアアザミ」>

艶が有る大きな葉の表面に、ミルクが零れた様な白い斑模様が視えます、葉の縁には、大きな棘も視えます、

英名の「ミルク シスル」Milk thistle の 由来とのこと

又、「マリアアザミ」の名前の由来は、聖母マリアの乳が、この葉に毀れて、模様になったからとか

別の説には、聖母マリアに捧げるミルクを侍従が、葉の棘が刺さった痛さのため、ミルクをこぼした模様とか

キリストの誕生時の輝く星と、”聖母マリアの乳” の 開花の時季が近いのも納得 ・ ・ ・ かな。

薬効が有って、古代からハーブとして重宝した由、肝臓の良薬の様です。

キク科、オオアザミ属、二年草、地中海沿岸原産、学名   Silybum marianum英名   Milk thistle、別名「オオアザミ」

濃い緑色の葉の上に、ミルクを流した様な模様です。

”マリアのミルク” の名前にしては、花は、萼が「薊」特有の猛々しい姿です。


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”蝶に生る” シリーズは、前回から大きな変化が視られないので、スルーします、次回に期待です。


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