花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬、赤色

2019-12-30 | 植物 花

冬、赤い花二種「シーマニア」と「ヒポシルタ」の花を挙げてみました。

寒い冬に暖かさを感じさせる赤色の花です。

<「シーマニア」>

秋から咲き続けた「シーマニア」が、今月で終わりを迎えます。

花冠の先端が、星の形をしていて、外側が赤やオレンジ色、内側が黄色の筒状の花です。

耐寒性が、やや弱いので、真冬は、室内で充分咲かせることができます。

葉脇から花柄を出して、胴体が膨らんだ筒状花を咲かせます。

花冠は、5裂して少し反り返ります、内側に多数の小さな斑点が視られます。

「シーマニア」Seemania の名前は、以前にシーマニア属に分類されていた事の名残とか

イワタバコ科、グロキシニア属、非耐寒性多年草、アルゼンチン、ペルー、ボリビア原産

学名 Gloxinia nematanthodes=Gloxinia sylvatica、英名 Bolivian sunset

別名「グロキシニア・シルヴァティカ」



<「ヒポシルタ」>

花筒の先が小さく莟んで、胴が膨らんでいるので、名前の通り金魚を彷彿とさせます。

初めのうちは、萼が花弁を包んでいますが、次第に筒状の花が咲き出します。

花、葉ともに、光沢が有って、多肉質です、花、葉の色が金魚のイメージです。

筒の胴体が膨らんでいて、先端が狭く細長いので、金魚の形になります。

別名「キンギョノキ」(金魚の木)の名前の由来とのこと

上に載せた「シーマニア」の花に似ていますが、「キンギョノキ」の方が胴体が

「シーマニア」より太いので、容易に区別出来ます。

イワタバコ科、ネマタンサス属、常緑小低木、南アメリカ原産、学名 Nematanthus gregarius

英名 Hypocyrta、 Goldfish plant、Clog plant、Guppy plant

別名「ネマタンサス」、「キンギョノキ」(金魚の木)

如何でしょうか、金魚をイメージできますか

亀吉の友達

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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最後に過去に載せた記事<冬に咲く>からの抜粋です。

「カンザキアヤメ」、「ストロビランテス・アニソフィルス」

「ストロビランテス・ダイエリアヌス」が載った記事です。 

<「カンザキアヤメ」(寒咲き菖蒲/文目)>

「アヤメ」は、初夏の花と相場が決まっていますが、”寒咲き” の名前の通り

冬に咲く「アヤメ」なのです、開花期間は、11月頃から翌3月頃迄が見頃の花です。

亦、「アヤメ」の葉は、冬に枯れますが、「カンザキアヤメ」の葉は、枯れない違いが有ります。

「アヤメ」の様な花茎が無く、長い花筒を持つ花なので、葉より低い位置で開花します。

花弁の中心を黄色の筋が走り、濃紺の斑が、点在します。

アヤメ科、アヤメ属、耐寒性多年草、地中海沿岸、西アジア原産、学名 Iris unguicularis

別名「ウィンターアイリス」、「アルゲリアンイリス」

次に、”ランプの妖精” の異名を持つ「ストロビランテス・アニソフィルス」を挙げます。

仲間の「ストロビランテス・ダイエリアヌス」(Strobiranthes dyerianus)と同様

観葉植物としても人気が有ります、葉、茎は、暗紫色で、笹の葉の様な葉は、披針径で対生しますが

片方の葉が、他の一方の葉と大きさが違う特徴が有ります。

淡い紫色で、花冠が五裂した筒状の花を咲かせます。

流通名が「ランプの妖精」ですが、、此の様な形のランプが、在ったような気がします。

キツネノマゴ科、ストロビランテス属、常緑亜低木、インド原産

学名1 Strobiranthes anisophyllus、英名 Goldfussia

*学名の anisophyllus は、”違った葉を持つ” の意味とか、葉の大きさが、違うことを著わしています。



 下図は、仲間の「ストロビランテス・ダイエリアヌス」の花と葉です。

 



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