寒い冬に花開く「セルリア」と「ワックスフラワー」を挙げてみました。
「セルリア、フロリダ」が咲き始めています、暖かい春色のパステルカラーです。
淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。
花弁のように見えるのは、花では無く、総苞なのです。
此の総苞のパステルカラーが、清々しく、明るい雰囲気を醸し出します。
イギリスの故ダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。
英名も Blushing bride “頬を染めた花嫁”、ピンク色が、英名の由来でしょうか
セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。
近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」(Protea spp.)が有ります、同様にイキソチックな花です。
細長い円柱形の葉もユニークな形で愉しめます。
ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産
学名 Serruria florida 、別名「ジョーイ セルリア」
此の時季の花、「セルリア<ジョーイ セルリア>」の新しい園芸品種が、次々と出ていますが
「セルリア・フロリダ」を中心にして総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で
種々名前が付いた品種が視られます。
「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」、「スェルリア ジョーイセルリア カルメン」等々
改良種「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」もピンク色が、綺麗です。
細長い円柱形の葉もユニークな形で楽しめます。
<「ギョリュウバイ」>
「ギョリュウバイ」も寒い季節に咲く花です、花が少ない時季に咲くので重宝されます。
葉が、「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て、花が、「梅」の花に似ている故の命名とのこと
花は、秋から早春に咲く品種と、3月頃から5月頃迄咲く品種が在ります。
葉は、ブロンズリーフ で、先が尖っていて、堅く肉厚です。
亦、園芸品種が多いのも特徴です、一重や八重咲き、花色も白、赤、ピンクと豊富です。
花後に褐色の球形の視を着けます、中には、細長い種子が、ギッシリ詰まっています。
学名の 「レプトスペルマム」は、ギリシャ語で ”薄い種子” の意味とか、細長い種子を著わしています。
フトモモ科、レプトスペルマム(ギョリュウバイ)属、半耐寒性常緑低木
オーストラリア、ニュージーランド原産、学名 Leptospermum scoparium
英名 Tea tree 、別名「ショウコウバイ」(松紅梅)、「レプトスペルマム
英名の Tea tree は、葉を茶葉として飲用したからとか
一重や八重咲き、花色も赤、ピンク、白色等多彩です。
「梅」の花に見えますか、「梅」を愛した菅原道直を奉った天神様の<梅紋>に似ています。
尚、「御柳梅」の「御柳」ですが、この名前が付いた植物が有ります。
「ギョリュウ」(御柳、タマリックス」の花です、春と秋に咲く小さな小さな花です。
此の「ギョリュウ」(Tamarix chinensis)の仲間の「タマリックス・ラモッシマ」(T.ramossima)にしました。
T.chinensis より清楚な感じが好まれます。
総状花序にピンクの小さな花を咲かせます、樹木が、年を経て枝が垂れ下がる姿が
「柳」に似ているとのことで「御柳」の名前が付いた由
亦、塩分を含む土地でも生育するので、砂漠の緑化にも貢献してるとのことでした。
「タマリックス」(Tamarix) は、ヨーロッパ、アジア、中国、朝鮮半島に分布、多数の品種が有るとのこと
ギョリュウ科、タマリックス属、落葉小高木、英名 Tamrisk、Tamarix、Salt cedar
別名 「タマリックス」、「タマリスク」