花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬に咲く「セルリア」、「ギョリュウバイ」

2020-12-24 | 植物 花

寒い冬に花開く「セルリア」と「ワックスフラワー」を挙げてみました。

「セルリア、フロリダ」が咲き始めています、暖かい春色のパステルカラーです。

淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。

花弁のように見えるのは、花では無く、総苞なのです。

此の総苞のパステルカラーが、清々しく、明るい雰囲気を醸し出します。

イギリスの故ダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。

英名も  Blushing bride  “頬を染めた花嫁”、ピンク色が、英名の由来でしょうか

セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。

近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」(Protea spp.)が有ります、同様にイキソチックな花です。

細長い円柱形の葉もユニークな形で愉しめます。

ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産

学名  Serruria florida 、別名「ジョーイ セルリア」 

此の時季の花、「セルリア<ジョーイ セルリア>」の新しい園芸品種が、次々と出ていますが

「セルリア・フロリダ」を中心にして総苞(花弁と見紛う)の色の濃い薄い等で

種々名前が付いた品種が視られます。

「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」、「スェルリア ジョーイセルリア カルメン」等々

改良種「セルリア ジョーイセルリア プリティピンク」もピンク色が、綺麗です。

細長い円柱形の葉もユニークな形で楽しめます。

<「ギョリュウバイ」>

「ギョリュウバイ」も寒い季節に咲く花です、花が少ない時季に咲くので重宝されます。

葉が、「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て、花が、「梅」の花に似ている故の命名とのこと

花は、秋から早春に咲く品種と、3月頃から5月頃迄咲く品種が在ります。

葉は、ブロンズリーフ で、先が尖っていて、堅く肉厚です。

亦、園芸品種が多いのも特徴です、一重や八重咲き、花色も白、赤、ピンクと豊富です。

花後に褐色の球形の視を着けます、中には、細長い種子が、ギッシリ詰まっています。

学名の 「レプトスペルマム」は、ギリシャ語で ”薄い種子” の意味とか、細長い種子を著わしています。

フトモモ科、レプトスペルマム(ギョリュウバイ)属、半耐寒性常緑低木

オーストラリア、ニュージーランド原産、学名  Leptospermum scoparium

英名  Tea tree 、別名「ショウコウバイ」(松紅梅)、「レプトスペルマム

英名の Tea tree は、葉を茶葉として飲用したからとか


一重や八重咲き、花色も赤、ピンク、白色等多彩です。

亀吉

「梅」の花に見えますか、「梅」を愛した菅原道直を奉った天神様の<梅紋>に似ています。

尚、「御柳梅」の「御柳」ですが、この名前が付いた植物が有ります。

「ギョリュウ」(御柳、タマリックス」の花です、春と秋に咲く小さな小さな花です。

此の「ギョリュウ」Tamarix chinensisの仲間の「タマリックス・ラモッシマ」T.ramossimaにしました。

T.chinensis より清楚な感じが好まれます。

総状花序にピンクの小さな花を咲かせます、樹木が、年を経て枝が垂れ下がる姿が

「柳」に似ているとのことで「御柳」の名前が付いた由

亦、塩分を含む土地でも生育するので、砂漠の緑化にも貢献してるとのことでした。

「タマリックス」Tamarix は、ヨーロッパ、アジア、中国、朝鮮半島に分布、多数の品種が有るとのこと

ギョリュウ科、タマリックス属、落葉小高木、英名 Tamrisk、Tamarix、Salt cedar

別名 「タマリックス」、「タマリスク」

 


この記事についてブログを書く
« ”チャイニーズ” の名前で | トップ | 寒牡丹、冬牡丹 »