今日の白色の花は、「オオシロソケイ」、「ギンバイカ」、「ナツツバキ」です。
<「オオシロソケイ」(大白素馨)>
「エンジェルウィング(”天使の羽”)ジャスミン」の名前も付いた 花で、大きく羽を広げた様な形です、清々しい感じがします。
花冠が、深く10枚位に裂けるので、羽、風車の形になります、芳香が有るので、香りが辺りに広がります。
光沢が有る葉が、純白の花を浮き立たせます。
モクセイ科、ソケイ属、蔓性常緑小低木、パプアニューギニア アドミラルティ諸島原産
学名 Jasminum nitidum、別名「スタージャスミン」(Star jasmine)
「ジャスミナム・ニティドウム」、「ウインドミル ジャスミン」(Windmill jasmine)等々
次は、「マーテル」の花です。
「梅」の花に似た花で、別名「ギンバイカ」(銀梅花)の名前の由来になっています。
特徴的なのは、五弁の花弁より長く雄蘂が突き出ていることです。
葉には「ユーカリ」に似た芳香が有ります、秋に、黒紫色の果実を実らせます、食用になります。
同じフトモモ科の「フェジョア」の花にも似ているところが有ります。
フトモモ科、ギンバイカ属、半耐寒性常緑低木、地中海沿岸原産、学名 Myrtus commnis
英名 Myrtle、別名「イワイノキ」(祝いの木)、「ギンコウバイ」
「祝いの木」の名前は、結婚式の飾りに使うからとか、また、スウェーデンでは、女の子が生まれると
「マートル」の木を植える習慣が有って、やがて、花嫁になる時に、此の木の葉や枝で髪飾りを作って祝うとのこと
日本では、「桐」の木を植えて、嫁入り道具のタンスを作るのに似ています。
秋には、下図の様な実が ・ ・ ・ 食べられます。
「ナツツバキ」(夏椿)も白い花を咲かせました。
この花も清楚で涼しげな花です、花径が5cmと大きく、雄蘂が黄色で目立ちます。
夏には、ピッタリの花の姿で、涼しさを感じさせてくれます。
樹皮が剥がれ易く、現れる木肌には、薄緑色や赤茶色などの文様が面白いものです。
「シャラノキ」(沙羅の木)の名前で、寺院などの庭でよく見かけますが
日本には無かった仏教の聖樹の「サラソウジュ」(沙羅双樹)に擬した物とのこと
一日花で残念ですが、”沙羅双樹の花の色” の言葉の通りでいいのかも
ツバキ科、ナツツバキ属、落葉高木、日本原産、学名 Stewartia pseudocamellia 、英名 Japanese stuartia
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