花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「ローゼル」

2019-12-06 | 植物 花

紅葉シリーズ №2

今日の紅葉は、「タイワンフウ」(台湾楓)と「モミジバフウ」(紅葉葉楓)の紅葉です。

「フウ」の大木の紅葉が鮮やかです、初冬の陽が、葉を通り抜けます。

<「フウ」>

「タイワンフウ」(台湾楓)と北アメリカ原産の「モミジバフウ」(紅葉葉楓)が混在する街中の「フウ」の並木です。

近くの公園の「フウ」(上図)は、40メートル位の樹高です。

葉の形や紅葉することで、「カエデ」と混同しがちですが、「フウ」は、フウ(マンサク)科、「カエデ」は、カエデ科ですので

違う植物なのが解ります、漢字表記の「諷」を音読みすると「フウ」、訓読みすると「カエデ」ですので混同するのですね

「フウ」(楓)と「カエデ」(楓)の一番の違いは、実の形で区別できます。

「フウ」の果実は、トゲトゲの球状の集合果ですが、「カエデ」の実は、プロペラ状の羽が付いた翼果の違いが有ります。

フウ(マンサク)科、 フウ属、落葉高木、雌雄同株、台湾、中国原産

学名 Liquidambar formosana、英名 Formosa sweetgum、Chinese sweetgum

別名 「サンカクバフウ」(三角葉楓)、「イガカエデ」(伊賀楓)等々、学名の Liquidambar は、“液体” の意味とか

香料や薬用にした由来から、Formosana は、原産地の 台湾 からとか

「モミジバフウ」L.styraciflua、別名 「アメリカフウ」は、「モミジ」の葉の様に5~7裂の掌状の葉を着けます。

今年の「フウ」の紅葉は、例年より色褪せた感 じがしますが、街中を彩ります。

「モミジバフウ」(「アメリカフウ」)、「タイワンフウ」が混在しています。

下図は、「タイワンフウ」(台湾楓)と「アメリカフウ」(紅葉葉楓)の葉と実です。

「タイワンフウ」の葉、実

「モミジバフウ」の葉、実


下図左は、3裂「タイワンフウ」の葉と5裂した「アメリカフウ」、別名「モミジバフウ」です。

「タイワンフウ」の実も「モミジバフウ」の実も似ています、棘棘の金平糖の様な姿です。

公園の「フウ」も鮮やかに紅葉しています。

<「ローゼル」>

「ハイビスカス」や「オクラ」の仲間の「ローゼル」の赤い果実(萼や苞が肥大したもの)が輝きます。

花は、殆ど終り、紅紫色の実を結びました、白色の実の生る種類も有ります。

花や果実は、ハイビスカスティー、ジャム、ゼリーに利用、生食もできます、酸っぱい味です。

多数のレシピが、ネット上に載っていました。

アオイ科、フヨウ属、一年草(多年草)、学名 Hibiscus sabdariffa 、英名 Roselle、Jelly okra

Jamaica red sorrel、Indian red sorrel 等々

「ローゼル」の名前は、「薔薇」の花に似ているからとのことです。

アフリカ原産、別名 「ロゼリ草」、「レモネードブッシュ」、「フロリダ グランベリー」、「ソレル」等々

Cimg24172

夏、下図の様な花が咲きます、白いやピンクの花弁の中心の暗褐色が鮮やかです。

一日花なのが残念ですが ・ ・ ・ 


因みに下図は、「ワタ」と「オクラ」の花です、似ています。

Cimg73503亀吉

<各画像は、クリックで拡大します>


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