補足

2011-06-13 23:53:00 | 独り言&拾いもの

 記事をUPしてから何度も何度も添削して申し訳ありません。村上春樹さんのスピーチに、もう少し補足させてください。
 村上さんは、話を単純化するために、日本人の被爆体験について「広島&長崎」と「福島」を挙げましたが、日常的に被爆している原発労働者の問題については触れないにしても、ビキニ環礁で行われた水爆実験で被爆した「第五福竜丸事件」と、1999年に起きた「東海村JOC臨界事故」についてはひと言述べるべきではなかったかと思います。
 ニワトリさんにしても、「第五福竜丸のときはまだ生まれていなかった」との言い訳ができるかもしれないけれど、「東海村」の事故を全く無視してしまったことに関して「自らを告発しなければならない」でしょう。今では、大量の放射線を浴びた二名がどのように死に至ったかインターネットで検索できますが、本当に恐ろしい話です。
 日本だけでも「広島&長崎」「第五福竜丸」「東海村」の惨劇があり、その間に「チェルノブイリ」があり、劣化ウラン弾(爆弾)の問題もあったのに、原子力発電を容認していたのは痛恨の極みです(本当に間抜けなことに「オール電化」がエコだと思った時期もある・・・)。


村上春樹さんのスピーチから

2011-06-12 00:00:00 | 独り言&拾いもの


 Angela あんこさんがいち早くブログに貼ってくれましたが、ニワトリさんも村上春樹さんのスピーチの要旨を貼らせていただきます。

 一、東日本大震災で全ての日本人は激しいショックを受けた。今なおたじろぎ、無力感を抱いている。
 一、だが、われわれは精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくだろう。われわれはそうやって長い歴史を生き抜いてきた。
 一、日本は唯一核爆弾を投下された国だ。放射能が世界や人間の身にどれほど深い傷痕を残すか、われわれは被爆者の犠牲の上に学んだ。
 一、福島第1原発事故は日本人が体験する2度目の大きな核の被害だが、今回は爆弾を落とされたわけではない。自らの手で過ちを犯した。
 一、理由は「効率」だ。原子炉は効率が良い発電システムだと電力会社が主張し、政府も国策として推進した。
 一、地震国の日本は世界第3の原発大国となり、原発に疑問を呈する人には「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られた。
 一、だが原発は今、無残な状態に陥った。原発推進派の「現実」とは「便宜」にすぎなかった。論理をすり替えていたのだ。
 一、(福島事故は)すり替えを許してきた日本人の倫理と規範の敗北でもある。われわれは自らも告発しなければならない。
 一、日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。技術力を結集し、持てる叡智(えいち)を結集し、社会資本を注ぎ込み、原発に代わる有効なエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった。それが、広島、長崎の犠牲者に対する、集合的責任の取り方となったはずだ。
 一、損なわれた倫理や規範は簡単に修復できないが、それはわれわれ全員の仕事だ。新しい倫理や規範と、新しい言葉を連結させなくてはならない。
 一、夢を見ることを恐れてはならない。「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追い付かせてはならない。われわれは力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならない。

 全文も様々なところで読むことができますので、是非お読みください。


 震災から3ヶ月・・・被災地では、まだ時計の針は止まったままです。村上さんの言われるように、私も無力感を抱いています。その中で日々をどう生きていこうか模索している段階です。
 村上さんのスピーチでもっとも共感したところは、広島&長崎を経験した我々日本人は核に対して「ノー」を叫び続けることだった、という部分です。本当に後悔しています。
 ただ一つだけ異論を言わせてもらうと、私も「効率」や「便宜」という言葉が大嫌いですが、原子力発電所が雨後のタケノコのように次々建てられたのは、原子炉は効率の良い発電システムだと主張する電力会社に国が相乗りしただけではないと思います。
 長年被爆治療に携わり、低線量放射線による内部被爆の危険性を訴え続けている肥田舜太郎医師によれば、日本の原子力政策はアメリカの原子力政策に基づいて推し進められてきたもので、アメリカの原子力産業は、ひとたび使用されてしまえばそのときだけでなく数十年を経過してもなお被害を及ぼす大量破壊兵器としての核兵器を製造する以外に、原子力を平和利用の目的でビジネスとして民間に利用できないか考え、その結果「原子力発電」を民間事業として広く推進し、パッケージごと日本に積極的に売り込んできた経緯があって、彼らにとって都合の悪い被爆資料は全て封印され、彼らに異を唱える科学者や医師は徹底的に排除された、と発言されています(日本側で、「原子力発電」に飛びついたのは核武装論者の中曽根康弘氏と、読売巨人軍のオーナーでもあった故正力松太郎氏。中曽根氏は今も「原発を絶対後退させてはならない」と主張)。
 高度な軍事技術は、一定の期間が経つと民間にフィードバックされます。最近だと、携帯電話とかGPSがそうですね(今回は役に立ちませんでしたが、震災ロボットも!)。問題は、携帯電話で使用される電波も「直ちに健康への影響はない」そうですが、原子力発電所で使用されるウランやプルトニウムが実に危険で有害な物質だったことです。にもかかわらず、地震大国の日本に54基もの原子力発電所を建設し、なおも建てようとしていた(とりあえず過去形)理由は、村上さんの言うように「効率」だけではなく「外圧」もあったのではないでしょうか?
 「外圧」以上に大きな理由は、それによって莫大な利益を手にする人々(「原子力ムラ」と呼ばれています)がいることでしょう。「利権」のため採算を度外視して造ったものといえば、諫早湾の河口堰、呆れた数の地方空港、(その後どうなったのか?)八ツ場ダムなど枚挙にいとまがありませんが、原子力発電所の建設も大型公共事業の一つだったと考えれば、その無残な結果も含めて容易に理解できます。
 原子物理学者の(村上さんの言葉を借りれば)「非現実的な夢想」を国が全面的に後押ししたことも理由の一つでしょう。核融合は言うに及ばす、高速増殖炉やMOX燃料による核リサイクルなど、確かに実現できれば素晴らしいことかもしれませんが、通常の原子力発電より危険性が高く、それだけリスクを背負っても10万年管理しなければならない核廃棄物の問題は解決できないのだから、これ以上マッドサイエンティストたちの戯言に貸す耳(とお金)はないはずですが・・・。
 最後にもう一点あげると、この国には「核兵器」を持ちたくてたまらない人々がいるということです。その人たちの悲願というか「非現実的な夢想」を実現するために、すでに大量のプルトニウムを所有しています。

 他にも色々あるかもしれませんが、「効率」「エネルギーの自給化」「利権(に群がる人々)=独占企業である電力会社と族議員+官僚。大企業(東芝、日立製作所、三菱重工業がプラントを建設)そしてマスコミ」「核兵器への転用」のために、核兵器の直接的な犠牲者と過去現在未来に至る被爆者を無視して、原子力政策が進められてきたことは間違いありません。私に言わせれば、これほど深刻な事態を引き起こしても原子力政策を今までどおり続けると主張する人々の方が「非現実的な夢想家」であり(広島&長崎以後も徹底抗戦を主張した大本営と同じ)、それに対して我々は「現実的な夢想家」として今こそ「ノー」と発言しなければならないと思います。村上さんの言われるように、広島&長崎の犠牲者のために。それから全ての原発事故の犠牲者と被災者のために。そして地球の未来のために。
 ところが先日、国は今までどおり原子力政策を最も重要な施策と位置づけました。さらに驚いたのは、被災地の復旧が進まない中、49名の超党派の議員による「地下式原子力発電所政策推進議連」なる組織が発足!したことです。事務局長の山本拓氏によれば、「原発の新規立地を進めるなら地下も必要」とのことですが、提示された地下式原発の平面図と断面図は子供の空想科学に近い内容で、政治家ならばこのような「非現実的夢想」に熱意を傾けるよりも、自然エネルギーに熱意を振り向けるとオマケがあるなど新たな「利権」を捻出してお金の流れを変えさせるべきでしょう。彼らには原子力発電所のない日本は全く想像できないようで、これが原発族議員の最後の悪あがきだとすれば笑って終わりですが・・・。
 被災地の復旧をまるで考えていない(と思われても仕方ないでしょう)「地下式原子力発電所推進議連」の主な顔ぶれは以下の通りです。会長=平沼赳夫。顧問=鳩山由紀夫、羽田孜、石井一、渡部恒三、谷垣禎一、森喜朗、安部普三、山本有二、亀井静香。小沢一郎に極めて近い西岡武夫、山岡賢次、松木謙公らも名を連ねています。「地下式~」の顔ぶれを見ると、「管降ろし」の面々と見事にダブりますね!

 「原発事故」関連のスクラップブック、早くも5冊目に入りました。東京新聞の追跡取材のおかげで私も勉強を続けています。原発に限らず、訳の分からない公共事業に、利益と効率しか考慮しない企業や株主(ファンド)にも、大多数である我々が声を上げなければならない、と思いました。
 最後はマイケル・ムーア監督になってしまいましたが、同じ春樹でも「斑目春樹」君は本当に最低最悪の人物でした。先の「NHKスペシャル」でも、彼の無責任極まりない発言に憤りを感じた人がたくさんいたそうです。「ここで退いたら末代までの名折れになる」とのことですが、「可能性はゼロではないということは、(可能性は)ゼロということと同じ」発言一つで、子供からもバカにされていますよ~♪ 天国の植木等も、こんな無責任男は許さない?


連続テレビ小説『おひさま』

2011-06-09 12:50:00 | 連続テレビ小説

 『相棒』の寺脇さんがなかなかいい味出している連続テレビ小説『おひさま』ですが、前作『てっぱん』を早々リタイヤしたこともあって、始まったことすら忘れていました。
(前々作『ゲゲゲの女房』も、だんだん尻すぼみに・・・最後は感想を書くのも苦労したっけ)
 「割と面白いじゃない」と思った矢先に、ヒロインのお母さん(原田知世)が亡くなってしまい、がっかり・・・。
 現代編(語りも)に登場する若尾文子さんは、かなり年は離れているけれど永遠のマドンナの一人で、文句のつけようがないのですが、彼女のファンだという近所の主婦役の女性が妙に鬱陶しく、自分が最初に夢中になった朝ドラ『はね駒』ヒロインの「その後」の姿を見るにつけ、申し訳ないけれど百年の恋も零度以下に冷めてしまい(本当は「醒める」だけど、「冷」の方が心境を表している)、いつの間にかリタイヤ状態に・・・。
 
 以前にも書いたのですが、連続テレビ小説の鍵を握っているのはヒロインの旦那さんになる人です。最近(でもないか・・・)だと、『純情きらり』の達彦さんがヒロインを凌ぐ人気を集めました。『ゲゲゲの女房』の茂(向井理)も大ブレイク、その後も各方面で活躍されています。
 『おひさま』も、和成さん(高良健吾)の登場で、俄然面白くなってきた? ニワトリさんは、和成さんを初めて見たときから「胸キュン」というか、「あっ、この人がヒロインと結ばれてほしいなあ」と思い、以後ほぼ欠かさず見るようになりました(今日などは、その後の番組の司会をしている有働アナの瞳がパンダメイクになるほど泣かせてしまいました)。
 先日の和成さんの台詞「彼女を幸せに出来る自信はありません。でも、彼女といると自分が幸せになるんです」(正確に聞き取ったわけではないのですが・・・)は、とても素直に聴くことができました。蕎麦団子を作ってヒロインの元を訪ねていったときも素敵でした。今日出征してしまいましたが、無事帰還を祈ります。

 結局は、俳優の力なのかな?とも思います。ピエール瀧さんのいぶし銀の演技はこのドラマの質を確実に上げてくれているし、ヒロインと二人の親友も頑張っていたけれど、樋口可南子さんが登場して一気に奥行きが広がりました。
 そうそう、ヒロインの友人と言えば、小学校時代の担任で今は先輩教師としてヒロインを見守る夏子先生(伊藤歩)が素敵です。ニワトリさん的には、久しぶりに「(君のためなら)死ねる!」病が出ました。
 『ゲゲゲの女房』だと、ヒロインの義姉を演じた桂亜沙美さんが一番のお気に入りでしたが、お二人共トレンディドラマより時代物が似合いそうな雰囲気。ニワトリさんの初恋の人は『ウルトラセブン』の友里アンヌ隊員(ひし美ゆり子)なのですが、この二人にはアンヌ隊員にどこか通じる懐かしさを感じます。甘酸っぱくて暖かい・・・二人とも「昭和顔」なのかなあ?


今年も咲きました!

2011-06-08 23:02:08 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 この草花の名前は何?
(夕方7時頃に撮影したせいか、少しブレてます、モニター画面ではわからなかった・・・)
 グループホームの玄関の小さな植え込みに、いつの間にか?根付いた草花です。この日は用があってα700を持っていたので、すかさずパチリ!
 去年も二株(でいいのか?)の花が同じ位置で咲きました。ということは、多年草かな? それとも、去年咲いた花の種が今年の春に芽吹いたのでしょうか? こんなに可愛らしい花を咲かせるのに、葉っぱは殆ど雑草と同じなので(もしかしたら雑草かも?)誤って抜いてしまう可能性もありましたが、ニワトリさんの場合、タンポポ、ヒメジオン、カタバミなど、殆どの雑草をほったらかしにしているため、この草花も抜かれずに済みました。おっ、立派な尻尾のカナヘビがすり抜けていったぞ! 


もう一輪も綺麗に咲きました。花火がパチパチいってる感じ・・・


 もらったアジサイの鉢植えを地植えにしました。毎年少しずつ株が大きくなっています。パンジーにヴィオラ、オウゴンカヅラとクチナシも移し変えたら根付いてくれました。ホウセンカとコンペイトウのような花を咲かせる雑草は勝手に移住してきて、今ではニ大勢力になってます。今年の冬は寒さのせいで枯れたのに、ここに来て勢いを増してます。一坪もない植え込みだけれど、色々ドラマがあるようです。クチナシにはアゲハチョウもやってくるし・・・。


城ヶ島公園の紫陽花

2011-06-06 09:15:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


 というわけで、馴染みの猫たちには会えなかったけれど、城ヶ島公園の遊歩道に沿って植えられた紫陽花が色づき始めていました。雨が似合う花だけれど、太陽に光り輝く紫陽花も悪くないですね・・・。


城ヶ島特有の強い風が吹くと、株全体がざわざわと揺れるのですが、ガクアジサイを見ていると、そのうち遊園地のコーヒーカップのようにくるくる回リ出すのではないかと思いました。妄想の最中に流れた曲はバレエ組曲『くるみ割り人形』から優雅で可愛らしい「花のワルツ」。実際に唄ってくれたのはウグイスでした。目と鼻の先にいたのに飛び立つまで姿を見つけられず・・・。


ありきたりの花たちも綺麗に咲いています。ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」そのままの美しさ。


ドクダミの花とコオロギ?の子供


この日は日焼けしましたが、紫陽花があると雨の日の散歩も楽しくなる!


 梅雨の中休みが続きます。国立でも小規模ながら田んぼに水が張られました。大学通りの紫陽花もそろそろでしょうか? 今週末は天気が悪そうなので、徒歩で近場をブラブラするつもり・・・。


ネコがいない・・・

2011-06-05 22:48:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

  

城ヶ島の知られざるもう一つの灯台はこんな低い位置にある。


 今朝も4時に目覚ましが鳴りました。泥のように眠っていたみたいで、「何でこんな時間に鳴ってるのだろう?」と一瞬思いましたが、「あっ、そうだ。出かけるんだ!」と記憶を取り戻しました。夏至が近いこともあって、空は明け始めています。久しく忘れていた「早起き」だけれど、休日はやっぱりこのリズムがいいね!
 「行くな」と足にすがるクルミさん(ネコ。2歳になりました)と蹴飛ばして(嘘。トイレの掃除と朝御飯をあげて)アオガエル君を発進させ、いつものルート(鎌倉街道~市ヶ尾~環状2号~金沢八景~横須賀)で三浦半島に向かいました。
 半年近くご無沙汰していることもあり、いつものように観音崎の手前でショートカットして久里浜に向かわず、観音崎&たたら浜&浦賀を回ってきました。昨日は恐怖さえ覚えた海だけど(理由は後々お話します)、慣れ親しんだ三浦の海はやっぱりいいものです。もう昔のように泳ぐことはないけれど、潮の香りを嗅いでいるだけで気分が高揚してくるから不思議です。

 それにしても、早朝とはいえ一般道は時間がかかります。6時10分、昨日だったら「ひたちなか」に着いていたのに、まだ観音崎の手前ではありませんか? お腹も空いてきたので朝食タイムにしました。20分ほど休憩しましたが、7時前に毘沙門湾に到着。ネコたちはまだ出てきません。先に城ヶ島に行くことにしました。
 城ヶ島では、これまた久しぶりに安房崎灯台まで公園の中を歩いたのですが、ネコの姿を殆ど見かけません。馴染みのネコたちだと、尻尾の長い美猫やクルミ2号に会えませんでした(キンゴコングに似た顔のボス猫はいた)。駐車場の入口近くにいるおとなしい三毛もいないし、一体どうなっているのだろう? 管理人さんに消息を尋ねたところ、「昨日はかなりの人が餌やりに来たけれど、ここ数日はどこへ行ったのか姿を見せない。今年はなんか(ネコが)少ないね~、年々減っているみたい」とのことでした。

 8時過ぎに城ヶ島を後にして毘沙門湾に戻りました。いつもだったら磯に出てくる時間なのに、1匹も姿を見せません・・・もしかして津波に呑まれてしまった? 結局、ネコおじさんにも会えず、空しく立ち去りました。
 午後から用があったので、帰りは「横横」を使うつもりでしたが、お昼までには着きそうだったので、同じルートで戻りました。11時半には家に着き、潮だらけであろうアオガエル君を洗車しました。
 今日の走行距離は205km。二日間で580km走りましたが、お尻が痛くなる以外は実に楽しいバイクです。それにしても、皆どこへ行ってしまったのだろう?

 目の前は太平洋の荒波。釣り人も多い。クリックすると、迫力あるでしょ?


「ひたちなか海浜鉄道」全駅確認!

2011-06-04 22:07:00 | 鉄道紀行&乗り物

 


 少しばかりお金が余分にかかってしまうけれど、ひたちなか市は城ヶ島に行くより近かった? 
 高速道路を使えば自宅→(約4km)→中央道国立府中IC→首都高山手外環→常磐道→北関東自動車道ひたちなかIC→(約4km)→阿字ヶ浦という具合に、約2時間で結ばれてしまいます。今だとまだETCの休日割引&早朝割引が使えるので、往きは250円+560円+1050円=1860円、帰りは1200円+560円+350円=2110円と、国立→勝田間のJR運賃2520円より割安になります。ガソリン代が1822円(単価134.8円。今回燃費=27.88 ℓ/km)かかったので、合計金額では鉄道の方が安上がりだけれど(「18きっぷ」のシーズンになれば2300円で往復できる)、国立から勝田まで鉄道だと片道3時間10~20分かかり、寝て過ごす手もあるけれど、帰り道はかなりの苦行を強いられます。バイクは風を直接受けるため体力を消耗するけれど、2時間程度の高速走行は思った以上に楽でした。
 今日は前回(2009年1月)同様全駅訪ねたのですが、各駅&数箇所の踏切で結構時間を使い、その上阿字ヶ浦、川子塚前方後円墳(初)、酒列磯前神社、比観亭跡、磯崎灯台(突然の霧で見えず)、白亜紀海岸、鯨の大ちゃん、虎塚古墳、十五朗穴、反射炉などを回り、おさかな市場でお昼を食べ、「那珂湊」駅ネコのオサム&サバトラの美猫とたっぷり遊んでも(6時20分から13時10分まで、7時間近く現地にいたわけだけど)、15時半には自宅に戻っていたことを考えると、バイクの機動力は圧倒的で、アオガエル君には377kmを無給油で走ることのできる足の長さ(あと100kmぐらい走れた)があります。シートがもう少し柔らかくて、ステップの位置がもう少し膝を曲げずに済む位置にあれば・・・。

 色々面白いモノが見られたのですが、それらについては逐次記事にするつもりです。22時を過ぎて、急速に眠たくなってきました。明日も4時に起きて、半年ぶりに毘沙門湾&城ヶ島に行ってきま~す!




「殿山」駅で停まったままの気動車。7月中旬に復旧します! 次回は「18きっぷ」かな?


辞めない首相(でもいいか・・・)

2011-06-03 23:55:00 | 独り言&拾いもの

 今も深刻な放射能汚染を引き起こしている福島第一原子力発電所。明日が全く見えない被災地と、今日の生活にも事欠く被災者。彼らをそっちのけに醜い醜い権力闘争を続ける人々にはとことん愛想が尽きた。それでも一昨日、内閣不信任案を否決した段階で、今後は良い方向に向かうのかと思った。だが・・・。

 リーダーシップを発揮できず官僚の操り人形のように増税路線を行く管首相には、できる限り早く退陣してほしいと思いながらも、具体的な展望を何一つ示していないのにただ引き摺りおろそうという野党自民党の姿勢(得意げに「王手飛車取り」と言う人もいたが、原子力政策を推進してきた張本人は自民党ではないか。今回の事故の責任の大半はあなた方にある)には全く賛成できないし、これを好機と捉えて復権を試みる小沢元代表には生理的嫌悪感すら覚えるようになった。スーちゃんや児玉清&長門裕之さんが天に召されて、なぜこのような古いタイプの政治家が生き長らえているのだろう?

 一夜明けると、今度は管首相の二枚舌にあきれ果てた。往生際の悪さ、みっともなさ、「ニンゲンとしてサイテー」だと思った。でも、管首相にすれば、「韓信の股くぐり」に過ぎなかったのだろう。思った以上にあっさり身をひいた三人の元首相や鳩山前首相(自民3民主1。全員お坊ちゃま)と比べると、実にしぶとい。
 煮え湯を飲まされ(また恥をかかされちゃった!)怒り心頭の宇宙人=鳩山氏だが、同情よりも哄笑を買っている。反小沢陣営からは「目の上のたんこぶを切る絶好のチャンスだったのに、またしても余計なことをしてくれた」との声もあるそうだし、一方の小沢派からは「梯子を外された。なぜあの人(鳩山)はいつも最後にこうなるんだ?」と呆れられている。

 言った言わないの居直りに市民政治家としての評判は地に堕ちた感もするが、一国会に一度だけしか提出できない内閣不信任案を否決してしまえばこっちのものだ、という考えがあったのだろう。その上で、年末まで国会の会期延長を宣言したのだから、「ペテン師」と罵られようが制度的には年内中に辞めさせることはできなくなった。「冷温停止」が条件ならば、さらに先の話になる。となれば、四面楚歌の状況をよくも乗り切った、と言えないこともない。かくなる上は、この「能力」を遺憾なく発揮して震災&原発対策に「一定のメド」をつけてください。

 ニワトリさんが、とことんあきれ果てながらも「管降ろし」を胡散臭く思っているのは、やはり原発問題だ。自民党はもとより、民主党にも原発推進派が少なからずいる。黄門様と呼ばれている渡部氏は、自民党時代に地元福島に原発を誘致してきた人物だ。小沢氏は週刊誌が報じたように東京電力と深い関係にある。電力総連は民主党を支持する「連合」の有力団体で、国会議員も輩出している。経団連の米倉会長は、首相の「浜岡原発停止要請」「自然エネルギー拡大声明」「発送電分離政策」について、ことごとく難くせをつけた。

 確かに、まずい対応もあった。だが、それは「情報隠し」ばかりしている東京電力や、原子力安全委員会の斑目委員長が足を引っ張っているなど、致し方ない面も見受けられる(さっさと辞めさせるべきなのは彼だ)。ダメだダメだと合唱するだけで、国民不在の大騒動の理由が明確にされていない。考えれば考えるほど、東京新聞「こちら特報部」の示す「首相は原子力政策の禁忌に触れて四面楚歌になった」が当たっているような気がしてくる。ここは冷静に推移を見守りたい。

 いや、もうこんな時間(1時近く!)・・・お弁当も作りました。土曜日は4時起きして、アオガエル君に乗って「ひたちなか海浜鉄道」を訪ねてきます。