谷保天神の撫で牛?

2011-06-18 22:37:33 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


谷保天神(天満宮)の神様は、湯島天神と同じ菅原道真。大宰府に流された菅原道真は怨霊神として祀られるようになったのですが、今では学問の神様として受験生の最高の守り神になっています。東京在住の人は湯島天神か谷保天神のどちらかにお参りに行ったと思います。
 道真公に縁の深いのが神使いの「牛」と彼が愛した「梅」。というわけで、ここにも小さいながら梅林があり、このように牛が本堂の前に鎮座しています。皆が撫でていくため、鼻のあたりはピカピカに光っています。

 

 谷保天神のもう一つの名物というか、神使いでもあるニワトリ。数十羽のニワトリが、我が物顔で境内を歩き回っている。夕方でも「こけこっこー」と鳴いているニワトリを見かけるけれど、朝の6時は半数近くの雄鶏がひと声ずつ、まるでのど自慢大会をしているかのように鳴き合っている。


 こちらのニワトリたちは、黙々と地面をくちばしでつついていた。ズームレンズを最大にして遠くからカメラを向けたのだが、目ざとく自分を見つけて、何を思ったのか、ひょこひょこ近づいてきた。餌をもらえると勘違いしたのかな?


 受験した都立高校の合否を確かめに行った日の帰り道、田んぼのあぜ道を通って谷保天に寄って、たった一人お礼参りをした。梅林では、盛りを過ぎてしまっていたけれど、花が残っている梅もあって、翌年はゆっくり梅林でも散歩しようと思った。結局、在学中に梅林を散策することはなかったが・・・。社会人になって四半世紀が過ぎ、国立に戻った。殆ど毎日、谷保天の境内を横切った後、この道を通って職場に向かっている。三十三年前は、こんな未来になろうとは夢にも思わなかったけれど、今ではホームグラウンドで働ける幸福を時折考える。田んぼに水がはられると、ここを通るのがいつも以上に楽しくなる!

 今日明日は社内研修。そういえば、明日も(ここは通らないと思うけど)河川敷に行くんだっけ!