『ジゼル』 パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演

2009-12-03 21:02:00 | 映画&ドラマ

 今週も激務?が続く・・・昨日は、一夜明けて夜22時に帰宅しましたが、お酒も入って、ネコより早くベッドへ直行。今日はお休みだったのですが、天気も悪いし、どこへも行く気がしない・・・午前中に、手術後の健康診断も兼ねてクルミさんを病院に連れて行き、耳と爪の手入れをしてもらいました。
 家に戻ってヒマを持て余したニワトリさん、こういうときは気をつけなければならないのですが、悪魔の囁きについ耳を貸してしまいました。「2010年春、3年ぶりに来日するパリ・オペラ座バレエ団の日本公演に行きませんか?」

 月曜日に『パリ・オペラ座のすべて』を観て、パンフレットの最後の頁に記されたお知らせに目がとまるや、その目が飛び出るようなチケット(S席25000円)の値段に「我慢がまん」と呪文を唱えたものの、(例によって「バカにつける薬はない」)ヤマイに罹ってしまいました。「バレエか、確か音楽教育で一度、誰かに連れられて一度観た覚えがあるけれど(妹たちの発表会にも行ったけ?)、退屈して途中寝てしまったような・・・」
 その頃は、ハリウッドのミュージカル映画にハマる前でした。今なら、心の底から楽しめる筈ですが、「先行予約が11月08日から、一般発売が21日からだと、すでに完売しているだろう」と考えることにして、「自分が観に行くとしたら、新しい演出の『シンデレラ』(王子様の代りにハリウッドスターがシンデレラの相手役を務める)よりも、パリ・オペラ座が初演したロマンチックバレエの傑作『ジゼル』かな~」と、かろうじで思いとどまれたのですが・・・。

 でも、ヒマを持て余したニワトリさんほど、始末に負えないものはありません。試しに、エイミー・マンなどでお世話になっている【e+】をクリックしてしてみると・・・20日のマチネなど完売している日もあったけれど、S席の最後列がまだ少し残っていて、20日の夜に16列の席を1つだけ見つけた途端、「善は急げ」と購入してしまいました! 財布から2万5千円を抜き出すとなると(多いときで1万円ぐらいしか入っていませんが)躊躇するのに、クレジット決済だと「まあ、いっか」と簡単にクリックしたり、鼻歌交じりでサインできてしまう怖さ・・・多分、「アリとキリギリス」のキリギリスのように死んでいくのだと思います。

 ネコと一緒に昼寝をして、夕方5時ごろからパソコンの前に坐りました。しばらくするとネコも起きてきて、モニター画面の前に座りこみましたが、丁重にどいてもらいました(今は、ベッドの上から仕事ぶりを観察中。そのまま寝そうな感じだったけど、床に降りて水を飲んだあと、おもむろに膝に跳び乗ってきた。爪を切られているので痛くない! 18時00現在)。
 映画『パリ・オペラ座のすべて』のHPに「公式ブログ」というのがあったので、クリックしてみたら、日本公演のキャストが発表されていました。私が購入した3月20日(土)の夜の回の配役は、ジゼル=イザベル・シアラヴォア、アルブレヒト=バンジャマン・ペッシュ、ミルタ=エミリー・コゼット(アルブレヒトを演じるバンジャマンのインタビューも掲載されていた)。普通は、配役を見てからチケットを混入すると思いますが、バレエ音痴(変な言い方だけど)のニワトリさんは、誰それが好きというレベルに達していないため、「単に同じ料金を払うのだから、少しでも前の席に坐りたい」というさもしい根性だけで、チケットを購入してしまったのです。
 改めて配役を眺めると、初日とマチネに、16人しかいないエトワールの中でも最も人気があるのではないかと思われるアニエス・ルテスチュと、ジョゼ・マルティネスのコンビがジゼルとアルブレヒトを演じており、最終日は、オーレリ・デュポンとニコラ・ル・リッシュのコンビとなっていました。また美男子中の美男子、マチュー・ガニオは『ジゼル』には出演せず、『シンデレラ』の方に出演していました。
 「(同じ料金を払うのだから)誰を観ようか」ということを全く考えなかったニワトリさんは、配役表を見て少しだけ後悔したのですが、バンジャマンのインタビュー記事を読んだら、早くも胸が高鳴ってきました(好きな人は何公演も観に行くのでしょうね。もう一公演観たいけれど、計5万円は都合できないので、来年2月12日に発売される6000円のエコノミー券を狙おうかな?)。東京文化会館(オケは東京フィルハーモニー)も久しぶりだし、早く春になあれ~♪

 昔から「ジャンボ宝くじ」だけは買ってきましたが、7年前だったでしょうか、「11111~」と同じ番号が5ケタも続くクジを引いてしまい、一緒に買った人達から「そんな番号、絶対当たりっこない」と笑われてしまいました。確かにその通りなんだけど、よく考えると確率的には同じ話・・・「つまり、どう転んでも当たらない」ということに気づいてから、年に1万2千円の出費をやめることにしたのですが、今年は藁にもすがりたい気持ちです。3億円当たったら・・・パリを拠点に(クルミさんも連れてって)4~5年ヨーロッパとアフリカを旅し、ホルテンさんのベンゲル急行にも乗って、帰国後は国内のローカル線に全部乗った後は明日香と西表島で暮らそう~♪ 物欲以前にこれだから、3億円じゃ全然足りない? 物欲関係だと、ル・ドゥーテの『薔薇図譜』と、メーリアン女史の『スリナム産昆虫の変態』だけでも欲しい~!(2冊5000万円で手に入るかしら?)。車だったら、ロータス・ヨーロッパとマツダ・コスモスポーツ、普段の足にVWエンジンのポルシェ914。宝くじを買わなくても妄想できてしまう自分は、何と安上がりなのでしょう? でも、くじを買えば妄想が現実にならないとも限らないわけで・・・(18時40分、クルミさん、ベッドに戻って寝ました)。

 夕食後・・・ちなみに、熊川哲也さんが主宰する「Kバレエ・カンパニー」で検索してみたら、S席が半額くらいで観られるので(熊川さんが出演していると18000円に跳ね上がる)、一年に一度ぐらいは、(宝くじを買ったと思って)バレエやオペラに行ってもいいかもね。フレッド・アステアとジーン・ケリーが大好きなニワトリさんは、オペラよりバレエかな?(20時50分、夕食後早々とクルミさん、デスクを見おろす定位置で寝ています。私も・・・と言いたいところだけど、今夜は夜更かし?)