あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

御茶ノ水の近代と宗教施設見学

2020年01月25日 | 旅行記

鎌足公民館主催の「すぐれた文化にふれる教室」でバスで東京まで出かけました。
天気予報では雨は朝のうちだけということでしたので、傘を持たずに出かけてしまったら、冷たい雨にお昼頃まで降られました。
コンビニで傘を買い、傘をさしての見学はたいへんでした。

最初は湯島天神です。
菅原道真をまつる神社で、この時期は受験生がたくさんお詣りに来ます。









梅でも有名ですが、まだつぼみは開いていませんでした。









合格祈願の絵馬がたくさんでした。









次が神田明神です。
商売繁盛のご利益で、ビジネスマンらしき人がたくさんいました。
アニメの聖地ともいわれていると知り、なぜなのか調べてみたら、「ラブライブ」というアニメの舞台がこの神田明神だったそう。
まったく知らないアニメです。









神田明神のすぐ近くにあったのが、湯島聖堂です。









江戸時代は孔子をまつる儒教の本拠地でした。
維新の一大変革に当たっても学問所としての伝統を受け継ぎ、近代教育発祥の地としての栄誉を担いました。
変わった形の建物は、関東大震災で焼失後、昭和10年に再建されました。
今は中を見ることはできませんが、どうなっているのか見てみたいです。









ここで御茶ノ水駅近くでランチでした。
ランチ終了後はようやく雨があがりました。
午後は駅のすぐそばのニコライ堂からです。

いつか見てみたいと思っていたニコライ堂を思いがけず見ることができました。
ニコライ堂は正式には「日本ハリストス正教会教団 東京復活大聖堂」と言います。
大主教ニコライにちなんでニコライ堂と呼ぶようになりました。







大聖堂は明治17年~24年にかけて、建築家ミハイル・シチュールポフ氏及びジョサイア・コンドル博士の設計の下で建てられました。
ジョサイア・コンドルと言えば、旧岩崎邸や旧古河邸など心惹かれる建築で、ニコライ堂を見たかったのもコンドルの建築を見たかったからです。
ところが関東大震災で鐘楼やドームが崩壊してしまいました。
昭和初期に岡田信一郎設計により復興し、今に至っています。
上から見ると十字架の形をしているので、空襲を免れたと聞きました。
日本では有数のビザンチン様式の建築です。
















この大聖堂の中にいくつも見られる十字架は八端十字(はったんじゅうじ)と呼ばれています。
上の短い横棒は十字架に貼られた罪状札を、下の斜めの横棒は足台を表し、天秤ばかりのように傾いています。









旧主婦の友社の社屋は大正14年にウィリアム・メレル・ヴォーリスによって設計されたポスト・モダン建築でした。
この社屋は耐震不足と老朽化のため取り壊され、昭和62年に外見を復元する形で御茶ノ水スクエアとして再建されました。
その後赤字経営が続き、2002年に日本大学が買収し、今に至っています。









美しい壁面は忠実に再現されています。









旧主婦の友社のすぐ近くにあるのが山の上ホテルです。
主婦の友社と同じウィリアム・メレル・ヴォーリス設計で昭和12年建築の現役ホテルです。
アールデコスタイルの外観や最近行われた改修工事で、内部の装飾などが創業当時に復元されたそうで、今回は外観だけでしたが、内部をゆっくり見てみたいものです。





このあと明治大学博物館を見学して1日のコースが終わりました。
バスを降りて歩きながら7つの場所を見学しました。
プラン作りをしてくれた公民館職員に感謝です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新聞印刷工場見学 | トップ | 鎌足桜保存会研修旅行下見 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事