無事に金刀比羅宮の参拝を終え、徒歩圏内にある金丸座に立ち寄りました。
金丸座は天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋。
「金丸座」の名称は明治33年につけられたものです。
昭和45年に国の重要文化財として指定され、この時、名称が旧金毘羅大芝居となりました。
四国こんぴら歌舞伎大芝居は春に開催され、有名な歌舞伎役者の出演があるそうです。
内部に入って2階席から会場全体を見ました。
舞台の上には顔見世提灯、桟敷席の左側に花道、花道にはすっぽんと呼ばれる切穴があり、忍術使いや妖怪のたぐいがこの穴からせり上がります。
舞台と花道の付け根に半間四方の空井戸があり奈落に通じています。
花道の上には役者などが宙乗りするための装置かけすじがあります。
いろいろ工夫がされた演出装置の数々です。
天井は500本の竹で編んだ格子状のブドウ棚で、花吹雪を散らすことができます。
奈落は回り舞台を人力で回すような仕組みになっています。
金丸座の見学を終え、ホテルに向かって歩いていると、古びたとても大きい屋根が見えてきました。
昭和7年に建造された琴平町公会堂で、国の登録有形文化財に登録されています。
現在も現役で各種催しや集会などに利用されています。
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