「先の事どもを思い出すな。昔の事どもを考えるな。」(18新改訳)<o:p></o:p>
過去の成功や幸福に浸っていると現実逃避におちいる。また、明日何が起きるかと不安がっていると、今日の仕事に身が入らないだろう。今、眼の前に吹き、木々をゆらし、水面を泡立たせている風が、どこから来たかを考えても意味がない。
今という時を生きよ。今日という一日を力いっぱい感謝し、神への思いにあふれて過ごせ。これが主イエスの語られたこと。「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」(マタイ6:34同)
私たちがどれだけ神の国を慕い、再臨待望に燃えても、今日という一日を地上で過ごしていることを忘れてはいけない。地上の一日を大切にし、かぎりない価値を認め、神を愛し、人に仕えて過ごしなさい。使徒パウロが生きていたら、そのように勧めてやまないだろう。過去を悔いず、未来にあこがれても、現実から決して逃げない。それが勝利の生活なのだ。[写真:一心に花粉を集めるハチ]<o:p></o:p>