しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <エホヤキン王>

2024-08-18 | みことば静想
「ユダの王エホヤキンが捕らえ移されて三十七年目の第十二の月の二十七日、バビロンの王エビル・メロダクは、王となったその年のうちにユダの王エホヤキンを牢獄から呼び戻し、優しいことばをかけ、バビロンで彼とともにいた王たちの位よりも、彼の位を高くした。」(Ⅱ列王記25:27、28新改訳)

エホヤキンはダビデ直系(ちょっけい)の王として生き残り、ユダ王国がなくなったあと、連行されたバビロンで牢獄に入れられた。それからじつに三十七年、五十五歳になったときゆるされ、出獄し、バビロン王のそばで死ぬまで生きることができたのであった。たぶんそのあと子どもが生まれ、約五百年後のヨセフ(マリアの夫)につながったのである。▼神はダビデ王に「あなたの子孫からキリストが誕生する」と約束されたが、われわれは、そのみことばが千年たっても変わらず成就する不思議さを系図にみる。バビロン王エビル・メロダクが、なぜエホヤキンだけを解放し、高位の王に復帰させたのか理由はわからない。しかしそれが全能の神の御手によることはハッキリしている。▼人類の歴史を導く神のご支配の精緻(せいち)なこと、巧みなことは人知のはるかにおよばない深さ、高さ、広さを持っている。たとえ神を信じない人間でも、その地位や出自に関係なく支配され、天の父の思い通りに動かされている。偶像国日本も例外にあらず。為政者(いせいしゃ)から、生まれたばかりの赤子(あかご)に至るまで、すべてが御父の手にあるとは。ハレルヤ!