流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

埼玉県平和資料館

2013-02-19 | 博物館・資料館等
当館は、埼玉県東松山市の物見山公園内に位置する県立資料館です。
主に第二次世界大戦を中心とした埼玉県内の昭和の戦争資料を展示しています。


戦時下の国民学校を再現


戦時下の教室


防空壕(避難所)


再現された防空壕(避難所)の内部


「常設展示室」
大正9年(1920年)から昭和初期、終戦までの期間を中心に、県民と戦争との
関わりを紹介しています。








「東京第一陸軍造兵廠川越製造所(上福岡市)」(現在:ふじみ野市)


「中島飛行機大宮製作所」(現在:富士重工業(株)大宮製作所)(現在:さいたま市)


「所沢飛行場」(所沢市)


「陸軍予科士官学校」(朝霞市)


「浦和聯隊区司令部の看板」(現在:さいたま市)


「風船爆弾」
太平洋戦争において日本陸軍が開発した気球に爆弾を搭載した兵器です。


説明板によると、気球は和紙とコンニャク糊で張り合わせて作られました。
その一部に埼玉県比企郡小川町などで生産されていた和紙が使われたとの事。


「松根油の製造装置」
松根油は、松の伐根(切り株)を乾溜することで得られる油状液体です。


航空機の燃料として利用が試みられたとの事ですが、非常に労力が掛かり
収率も悪いため、実用化には至らなかったそうです。


「展望塔」
海抜147.5メートルから関東平野が一望できます。


展望塔から見えた“埼玉県のマスコット・コバトン”です。


見学した当日、企画展示室では「寄贈資料が語る戦時の記憶~平成23年度
収集資料を中心に~」が催しされていました。
戦時下における暮らしや生活に関するものが紹介されていました。
室内は、残念ながら撮影禁止でした。


「東京都電の敷石」
この石は銀座4丁目の交差点にて、明治・大正・昭和にわたって使われていた
東京都電の敷石です。


作品「屹立(きつりつ)」
説明板によると、本作品の白御影石は、旧広島市役所正面玄関の敷石との事。
昭和20年8月6日(原子爆弾投下の日)を憶えているそうです。

先の戦争が終わり半世紀が経過しましたが、再び悲惨な惨禍が起きないように
今の平和が続きますように。
コメント (2)
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