酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

【よよよ工房】最大のピンチ!

2011-11-09 23:03:20 | 技術系
今日は誰かが休みなので気が楽だ。

喫煙所で昔馴染みのM子さん♂に会った。
「あ、USBメモリって修理できる?」
『どしたんですか?』
「USB刺してたら、上から書類の束が落ちてきて・・・」
あ、いつものUSBひん曲がり事件だ。
『いいですよ、成功報酬3000円』
「え、治る?」
『たぶん私の一番得意技』

おそらく、N山さんと同じ。(いなばうあー読んでね)
USBに上から力が加わって金具が曲がり、コネクタのハンダが外れただけ。
分解してハンダ付けし直せば治る。

M子さん♂は即効でウチの部署にUSBを持ってきた。
「よろしく頼む」
『急ぎますぅ?』
「うーんちょっとだけ」

しめしめ、金具もそんなに曲がっていない。
USBは電源も通わないようだ。
さて、明日にでも修理して驚かせてあげよう。

・・・・と思っていた・・・・

とりあえず、バッファローのメモリですが何か?

あ゛~っ、こりゃ酷い。
ハンダ付け部分のハガレでは無く、多層プリント基板のパターンごと道連れに持っていってる。
つまり、配線が剥がれてしまっているのだ。
(左端だけがハンダ付け部分のハガレ。残り3つはパターンごと剥がれてる)

パターンは基本的に修復不可能。
虫眼鏡で見たらスルーホールを巻き込んではいない。
しかし、これは酷い。

さらに・・・

チップ部品それも(間違いなくセラコン)が転がり出てきた。
外れた場所は発見できたのだが、1mm×0.5mmのハンダ付けはチョー困難。
一番下に写っている大き目の1.6mm×0.8mmコンデンサなら格段に楽なのだが・・・

それでもツマヨウジの先に糊でくっつけ、パターンに乗せて「ジュッ!」
テスターで確認して、作業完了。
ハンダ付けだけで30分は格闘したかも。

データ線の2本はハガレたパターンを追いかけ、なんとか取り出せそう。
マイナス線もグランドに接続でOK。
しかし、+5Vライン周辺が虫眼鏡ごときの倍率では確認できない。
『実体顕微鏡か高倍率ルーペが必要だな、こりゃ』
視野を確保するものが必須ということで、とりあえず今日の作業はおしまい!
今回ばかりは復旧できないかも・・・
【微細ハンダ付け修理が得意なよよよ工房、最大のピンチである】

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