酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

産経新聞はバカなの?

2013-08-06 21:57:19 | のほほん日記系
今日、うどん粉さんからタイトルどおりのメールが来た。
『何のこっちゃ?仕事中に!
指示されたURLを見てみると・・・

『アホですな
速攻で返信した。
その内容はこちら

〔出典:MSN産経ニュースwest〕

この記者は科学的理解というものがおよそ無いし、この記事を載せることを許可した産経新聞社には、おそらく理系のデスクがいないと思われる。

それを象徴する一文がここである。

怖いのは人間が何らかの目的で作り出した物質から放出される“不自然な”放射線であって、天然のものは何も怖くない。

これは、少しでも科学というものに親しんだ者は絶対口にしない言い方である。
科学的に同一の事象であれば、その濃度や強度、作用時間の違いによって人体への影響が変わってくるのであって、“不自然”やら“天然”やらは何の価値もない。

しかし、巷にはこのような〔天然=安全〕神話が氾濫しているのだ。
「天然成分ですから、安全な栄養補助食品です」
「天然由来だからお肌に優しい化粧品です」
「天然の生薬配合の医薬品だから副作用も安心です」
「天然物だから新鮮でおいしいお魚です」

『それは天然(自然由来)だからそうなのか?んな訳ないだろ
と誰でもわかるロジックである。
ちなみに毒性学では、人工毒物よりも生物毒のほうが圧倒的に危険なことは常識である。
しかし、世間には〔天然=安全〕神話の呪縛から逃れられない(今回の産経新聞の記者みたいな)バカが多いのも事実であるのだ。

ちなみに、環境省でも住居内のラドン(天然放射線)の健康影響評価のための調査が行われていたことはあまり知られていない。
そこには、「ラドン温泉が体にいい」などと短絡的に考える脳みそは存在しないのだ。

〔Wikipediaより〕
地球内部から漏れ出て自然に存在するラドンなどの気体がその微弱な放射源である。空気中からのラドンなどの放射性物質の摂取は、呼吸器系に影響を及ぼし、肺癌などのリスク要因になりうるとして、世界保健機関では屋内ラドン濃度が100ベクレル/m3未満に低減するよう注意を呼びかけている

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
天然自然こそ健康の源 (うどん)
2013-08-07 17:33:39
フグ肝のトリカブトソース和え
返信する

コメントを投稿