酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

変人ガリレオ『真夏の方程式』見てきたゼィ (ねたばれ注意^^;)

2013-08-01 23:05:51 | のほほん日記系
また、三毛猫ホームズ風の安ドラマ映画かと思いきや・・・
 赤川次郎のような立て付けの悪い万人受けストーリー、と言いたいらしい^^;)
今回の〔真夏の方程式〕は面白かった。

ちなみに、毎月1日は映画の日1000円だった。
仕事帰りに観る映画としては、相手に不足はない。

今、イオンシネマコンプレックスではキャンペーン中らしい。
生涯無料チケットが(全国でたった1名に)当たるとのこと
「イオンの食品売場1000円以上のレシートで、券をもう一枚差し上げます」
『そうっすか?観る前でもいいですか?』
ということで、買い物して応募券を2枚手にしたので生涯無料で映画が観れる(爆)

さて、そろそろ映画の感想を・・・

お決まりだが〔以降はネタバレが含まれるので注意!〕


まず、主演女優(誰だっけか?杏?)の名前がいい。
それに、テレビ版でキーキー喋るあの女刑事(これも誰だっけ?)が控えめなのがいい。
(私の周りでも「煩い」と複数の証言があるので、フジテレビも少しは考えたかも)
ストーリーは〔容疑者X〕にちょっとだけ戻ったような人間描写だし、破綻もしていない。
何より時代考証と科学考査がきちんとされていて、駐車してある車の車種でさえ設定年次に正確なのにはコッソリ驚いた。
こういう映画だと、安心してハマって観ることができるから、すごく得した気分なのである。

ただ、イントロダクション部分が「私は」いただけない。
犯人の懸命さを表現したのだろうが、車酔いを起こしてしまいそうな絵作りだった。
もう少し他の表現もあったろうに。
ちなみに、あの数分で真犯人が中学生だと直感してしまった。
あの貧血でぶっ倒れそうになりながら走る風景は、まさに中学時代たまたま選ばれた駅伝大会で体験した風景だったのだから・・・

映画の見所であるペットボトルロケットも、沖合い200mっていうのと湯川センセがペットボトルを求めるところでわかってしまったし、ケイタイのカメラで水中の写真を撮ることも早々に気づいてしまった。
(だって、しつこくキッズケイタイを出してたし
まぁ、キッズケイタイは防水だから、それをペットボトルに入れて粘土で固定してセルフタイマー撮影するのかと思ってたのだが、湯川ケイタイをペットボトルに入れるとは・・・ちょっと違ったけどね

ちなみに、今回の考証で一番気になったところ。
睡眠導入剤を溶かして飲ませるところで、酒が日本酒だったこと。
あの量(たぶん2合)に効果量のベンゾジアゼピンを溶かせば【苦い】はず。
さらに致命的なものが【濁る】こと。
ハルシオン等の裸錠でもコーンスターチが賦形剤として使われている。
ビールとかカクテルなら納得だけど、日本酒はないでしょ。
まぁ、工学部系の東野圭吾だから仕方ないことではあるけれど・・・

さらに、油まみれで実習したことがない学科だったのだろう。
ボイラーの構造に関しても誤解している。
ボイラーは煙道を塞いでも不完全燃焼にならないのである。
つまり、今回のストーリーは成立しない。
湯川センセと友達になったあの子供も、何も背負う必要はないのである
ボイラーはガンバーナーで燃焼させるため、バーナー部の導風ファンを止めない限りあの程度のダンボールでは不完全燃焼は起こりようがない。

まぁ、色々書いたが今回の〔真夏の方程式〕んー、実に面白い

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