酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

気になる語録 【情けは他人のためならず】

2006-11-21 22:17:57 | ことば系
10月のはじめは裕福だった。
車の借金のおかげで10月の小遣いは1万円しかなかった。
そこに年に1度のパチンコ大爆裂でいきなりホカホカの懐となっていたのだ。
しかし、懸案の借金返済が終了した途端、負けに負け続け、いつもと同じ懐事情になってしまっていた。

今日は給料日。今日こそ・・・(懲りない^^;)
・・・しかし気づいた頃は最後の「野口英世くん」になっていた。

【ブルルルーーーブルルルーーー】
ケイタイには知らない番号が表示されていた。
『緊急呼出しか?ちぇっ』
あわてて外に出て電話をかけ直す。
「障害者ボランティアの●■▲ですけど、今度いかがでしょうか?」
『はいはい、OKですよ。行きます行きます』
「よろしくお願いします」
まぁ休日にパチンコするより、「いいこと」するほうがよほどいい。
『あーぁ、今日も負けてしまったし』
さっさと終わらせて帰ろっと。
戻るとそこには知らないオッチャンが座っていた。
『あのぉ・・・』
見ると1箱いっぱい持っている。
オッチャンがキマリ悪そうに席を立つ。
『知らん振りして残り玉くすねやがって』と思った。

「あ、兄ちゃんが離れたらすぐにかかったから・・・」
『・・・へ?かかったんですか?』
てっきりタマごと席を取られたと思ったのだ。
「戻ってこんからとりあえず打ちよった。すまんすまん」
『あ、すみません。ありがとうございました』
オッチャンが名残惜しそうに立ち去ろうとするので、
『あ、この箱どうぞ』
「いやいや、・・・本当にもらってよかね?」
『せっかく打ってもらったんだからあげます』
5000円分1箱を全部渡し、元の残り玉分になってしまった。

しかーし!他人に優しくできた日は・・・
その後、数回転で〔777〕を引き当て、順調に12箱積み上げたことを
あのオッチャンは知らない。
 v(^^)v

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