酒のさかな

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【縦横無尽探険隊別館】

「大変よく出来ました」浜松市保健所あっぱれ!

2014-01-21 07:12:10 | のほほん日記系

給食の食パンから、ノロウイルスが検出された。
これでやっと、食パンによる食中毒と「断定」できる。
通常は、食材からウイルスが直接検出されなくても、疫学的に解析して食中毒と断定することができる。
しかし今回の場合は、疫学的 な証明ができないため、食中毒であることや原因食材を断定するためには、直接的な証拠が必要となる。

これでやっと 誰もが納得する結果になっただろう。
社会を騒がせた事件であり、大きなプレッシャーの中で立派な成果である。
最初の検査で検出されなかったパンを、「絶対出なければおかしい」と、しつこく追い続けていった保健所職員がいたのだろう。
発症の原因となった日のパンから検出されなかったら、「出なかった事実」だけでサラリと流されてしまう。
しかし、これだけ大きな影響をパン工場に与えた以上、今後は生徒側との裁判も十分ありうる。
パンから検出されないと、現状の状況証拠だけでは保健所の「断定」に勝ち目はない。
それがちゃんとわかっているからこそ、おそらくありったけの給食パンを検査したのである。
つまり、保健所内部に、あの時点で「断定」してはいけないという者がいただろうと想像する。
でなければ、追加で食材検査を行う必要はなかっただろうから。

今まで調査のやり方について疑義を呈してきたが、事件解明までたどりついた調査能力は素晴らしいと思う。
【直接証拠】を探し続けた、担当者の「しつこさ」 に敬意を表したい。


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